海の恵みを感じながら、ととのう絶景温泉『皆生温泉』
日本海の目の前、米子市にある『皆生温泉(かいけおんせん)』は、海から湧くというちょっと珍しい温泉。しかも、もともとは漁師さんが海岸の浅瀬からお湯が湧いているのを発見したのが始まりという、なんだかロマンあふれる温泉。以来「山陰の熱海」とも呼ばれ、山陰を代表する湯どころとして親しまれています。泉質は「ナトリウム・カルシウム塩化物泉」、いわゆる“塩の湯”。体の芯からじんわり温まり、湯上がりの肌もしっとり&つるん。これは女性ファンが多いのも納得。海風を感じながらのんびり過ごす、まるで“ととのう”ためにあるようなひとときが待っています。
全室オーシャンビュー。癒しの宿『皆生シーサイドホテル 海の四季』
皆生温泉での滞在にぜひおすすめしたいのが、『皆生シーサイドホテル 海の四季』。すべての客室から日本海を一望できる贅沢なロケーションです。部屋に足を踏み入れた瞬間、窓一面に広がる青い海にテンションが上がります。
2024年3月にリニューアルされたばかりの大浴場は、明るく広々とした開放的な空間。波音をBGMに、源泉かけ流しの湯に身をゆだねる時間は、まさに至福そのもの。貸切露天風呂や貸切家族風呂もあるので、プライベート感を重視したい派にもぴったり。
私たちが訪れたのは3月ということで、夕食には冬季限定「カニかにプラン」をいただきました。姿ガニを丸ごと一杯、焼きガニ、カニすき鍋、ずわいガニの茶碗蒸しまで、これぞ “カニ天国” なフルコース。特に焼きガニの香ばしさと濃厚な旨みにはニヤけちゃうほど。カニすき鍋の出汁も絶品で、旬の野菜がしっかり入っているのも嬉しいポイント。
もちろん、カニ以外の料理も見逃せません。お造りや天ぷら、赤出汁、香の物など、どれも丁寧に仕立てられた味わい。中でも、サクサクの天ぷらと鳥取県産こしひかりのご飯は、口に入れた瞬間、幸せが広がる味わい!ご飯は「今年いち白米がおいしかった!」と感じるほどで、おかわりしたくなる衝動をこらえるのが大変でした。
春以降に訪れるなら、4月スタートの「牡蠣づくし会席」も要チェック。隠岐の島産の岩牡蠣を、しゃぶしゃぶ、バター焼き、フライ、酢の物など、いろんな調理法で楽しめるという贅沢な内容。牡蠣好きにはたまりませんね。
DATA
『皆生シーサイドホテル 海の四季』
住所:鳥取県米子市皆生温泉3-4-3
TEL:0859-34-2222
https://kaike-seaside-hotel.co.jp/
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター・エディター鈴木恵理子
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする
関連記事