「これぞ新世代ワゴンの本命か」使えて走れてカッコイイ!ロングボディな万能SUV、新型クラウン第4弾“エステート”登場『小沢コージの遊べるクルマ』
執筆者: MonoMax編集部
MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリストの小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。
今回は、「ワゴンというよりスタイリッシュSUV。PHEVも選べる万能型クラウンなのかも!」と小沢さんが評する、「トヨタ クラウン エステート」を取り上げます!
CONTENTS
「トヨタの人気SUVに新設定」走りのための専用装備が満載!GRの走行性能や世界観が味わえる“カローラ クロス GR スポーツ”が新登場
帯に短し襷に長しのなかでオールマイティなエステート!
足かけほぼ3年! こんなに長く、またバラエティに富んだフルモデルチェンジは、国産車では初めてかも。日本を代表する高級車、16代目トヨタ クラウンの前代未聞の4バリエーション戦略だ。クラウンは1955年に生まれた高級車で、かつてもワゴンボディはあったがメインはリア駆動のセダンだった。
ところが15代目の売れ行き不振から当時の豊田章男社長が大英断。SUV化とマルチ戦略を打ち出し、SUVの「クロスオーバー」、スポーツSUVの「スポーツ」、FR骨格の「セダン」、ロングボディの「エステート」が生まれた。
セダンを除き、骨格はすべてFF系4WDのGA-Kプラットフォーム。全長は5ⅿ超えのFRセダンを除き、クロスオーバーとエステートが4930㎜で、スポーツが4720mmと最も短く、全幅はクロスオーバーが1840mmでスポーツとエステートが1880mm。FF系ではエステートが最もデカくて背も高くなる。
各車の特徴は帯に短し襷に長しの印象で、クロスオーバーが最もスタイリッシュで2.4L・HVも選べるが、背が低めで荷室が意外と狭い。スポーツは凝縮感があり、走りも締まっていていいが広くはない。セダンはフォーマルなムードでビジネス向き。そんななか、ボディサイズがデカくて、広くて使い勝手がいいのが今回のエステート。2.5L・HVと2.5L・PHEVが選べて、ラゲッジ容量は570Lと広く、2列目を倒すと大人が車中泊できる、全長2ⅿのダブルベッドサイズの空間が広がる。
走りについては、ボディサイズが大きいため燃費的には多少不利だが、重厚感があって悪くない。見た目もスタイリッシュだし大きさ以外は万能選手だ。
気になるのは、HVで635万円、PHEVで810万円の高価格と、供給が足りずすでに一部グレードが買えないこと。クロスオーバーが440万円から用意されていることを考えるとかなりの高額だが、ここは思い切って、フル充電で89㎞のEVモード走行ができる機能充実のPHEVがベストかもしれない。
この記事のタグ
モノマックス2025年7月号のご案内
この記事を書いた人
カバン、財布、腕時計、アパレルなどのファッションアイテムから、家電、文房具、雑貨、クルマ、バイクまで、「価格以上の価値あるモノ」だけを厳選し、多角的にお届けします!
Instagram:@monomax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする
関連記事