【Vol.2／目】紫外線が目に当たると角膜がヤケドする!?
教えてくださったのは……
伊藤医院 副院長 LIME 研究会 代表 有田玲子先生
医学博士。医院での診察・治療と並行し、メディアで目の健康を周知する活動でも活躍中。
紫外線が目に当たると、まず角膜がダメージを受けます。角膜は肌と同じように日焼けするので、長時間紫外線を浴びると角膜の細胞が炎症を起こしキズだらけになります。また、加齢で起こりやすくなる白内障の発症が早まります。
UVAは目の奥にある網膜まで届き、黄斑部を傷つけるので、見たい所が見えない状況になる加齢黄斑変性のリスクが高まります。
サングラスや日傘で日常的に対策を
紫外線から目を守る対策は、①UVカットサングラスの着用、②帽子や日傘の使用、③UV吸収タイプのコンタクトレンズを選ぶなどです。長時間の直射日光は避けましょう。特に10～14時は紫外線が強いです。野外での活動時はもちろん、ペットの散歩や洗濯ものを干すなど日常生活でも対策を心がけましょう。できれば一年中対策するのがおすすめです。
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