また、山口氏はクレドールのインデックスの輝きに着目。日本画のコードの一つである菱文様を構成するものとして採用している。光の入り具合によって光と影が反転する美しいデザインを実現するために、菱文様を構成する合計11種、60本に及ぶインデックスを新たに開発。盤面の様々な菱文様と立体的に配置されたインデックスが重なり合い、平面であるはずのダイヤルに奥行き感を生む。
時計のインデックスを、時刻を正確に把握するために規則正しく配置するのではなく、ダイヤルのデザインの一部として再構築をするという山口氏の発想は、新たな視覚効果を生み出し、唯一無二のデザインを実現している。
裏ぶたのデザインは、輝きながら規則的に動くてんぷを月に見立て、そこからススキの野原が広がり、そのススキがほどけて秋草となり、曲線へと展開し、やがて天体の楕円軌道へとつながっていくさまを表している。裏ぶたをくり抜くことで、ダイヤルのスケルトン部分に光を取り込み、全体の輝きを一層引き立てる効果も生まれる。さらに、山口氏のファンにとっては、特別な意味を持つ山口氏の落款印の刻印もデザインの一部として巧みに組み込んでいる。
クレドール公式サイト
https://www.credor.com/
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