毎回人気の高い「ヒットモノ大賞」企画。この記事では、今が絶好調!と注目される市場に注目してみました。元気な理由はどこにあるのか?ブレイクスルーのきっかけは何なのか?ヒット商品の開発者と人気市場の関係者に疑問をぶつけていきます。今回潜入したのは、なんと市場規模1,200億円!のカプセルトイ業界。人気カプセルトイメーカーの最新商品も併せて要チェックです!
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「GQuuuuuuXのガンプラ、平成女児ブーム…」激戦となった玩具市場で人気爆発した商品とは?徹底解説してみた【2025年上半期ヒットモノ大賞】
急成長の理由は、高品質で魅力ある商品と集める楽しさ・回すときのワクワク感!
ハピネット・べンディングサービスが運営するカプセルトイ専門店「gashacoco」。全国に137店舗を構える(2025年3月時点)。写真は池袋店。
教えてくれた人:ハピネット店舗企画部プロモーションチーム/桑野寛也さん
「gashacoco」の店舗の設計・デザインを担当。来店するユーザーがワクワクできる店舗づくりを日々思考する。
教えてくれた人:ハピネット店舗企画部プロモーションチーム/塚本涼太さん
「gashacoco」のイベントやキャンペーン企画、販促、宣伝広告、店舗デザインなどを担うチームのマネジメント担当。
教えてくれた人:ハピネット店舗企画部プロモーションチーム/山川早紀さん
「gashacoco」のプロモーションを担当。SNSの運営や広告出稿、販促物の制作などを通じて、店舗の魅力を発信している。
2024年度のカプセルトイ市場は1200億円(バンダイ調べ)に成長している。成長のきっかけと理由を、カプセルトイ専門店「gashacoco(ガシャココ)」を運営するハピネット・べンディングサービスに聞いた。
今日のブームも専門店もコロナ禍がきっかけ
「主観ですが、2017年ごろから大人の女性やインバウンドを取り込んでカプセルトイ市場が拡大していったように感じます。コロナ禍で多少落ち込みましたが、その頃人気が高いIPの商品が出たことで、ブームに火がついた印象があります」(塚本さん)
また、コロナの影響で商業施設に空きテナントが増え、そのスペースを有効活用するために、もともと施設の通路などにあったカプセルトイを集約して売場にしたことなどが、徐々に専門店へ発展していったそう。
「専門店が増えたのはブームになってからという印象があります。商業施設の一角に少しだけカプセルトイがあった頃は、欲しい商品を探して数カ所を回るということがありました。そこで、品揃えが豊富で欲しい商品が高確率で揃う場所として、専門店の需要が高まったと考えます」(塚本さん)
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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