2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標“SDGs”。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成されており、2030年が達成年限となっています。これからも、ステキなモノと出会うために。この記事では、今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスをご紹介。今回は、G-SHOCKに注目してみました。
「鮮烈G-SHOCKが大ヒット」新規ユーザー7割獲得の異色作からファン垂涎の原点復刻まで“超話題のG-SHOCK”4本を徹底解説【2025年上半期ヒットモノ大賞】
廃棄樹脂をリサイクルした素材で新時代のタフネスを表現
これまでの常識を塗り替えるほどのタフネスさを備えたことで、時計業界で絶対的な地位を獲得したG-SHOCK。誕生から40年以上を過ぎ、そのタフネスさが依拠する本質部分も時代に合わせて進化しているようだ。
G-SHOCK(ジーショック)
G-5600BG-5JR
ケース幅43.2mm、20気圧防水、タフソーラー
¥20,900
問い合わせ:カシオ計算機 お客様相談室 TEL:0120-088925
今年4月に発売された「G-5600BG-5JR」は、パーツの製造過程で出てしまう廃棄樹脂を粉砕加工後に成形した再生素材をベゼルやバンドに使用。G-SHOCKが誇る耐衝撃性はそのままに、環境負荷の低減にも貢献している。それも、ホワイトとオリーブグリーンの廃棄樹脂をベージュの樹脂に混ぜ込んだ製法を採用。あえて個体差が生まれることで独特の表情を生み出すとともに、それがサステナブルな時計であることをいつでも想起させる仕掛けにもなり、自然環境に想いを馳せるきっかけにもなってくれる。蛍光灯のわずかな光でも発電するタフソーラー搭載モデルである点も、長期間における使用を促し、SDGsで掲げられている「つくる責任、つかう責任」を履行しようという考えをうかがわせる。タフネスという称号は、今や製品が頑丈であるだけでなく、私たちが暮らす環境そのものを守るという意味合いも含み始めているようだ。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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