じゃがいもが下剋上?するカレー
ドン・キホーテ 偏愛めし
じゃがいもだけの下剋上カレー
¥430(税込)
最後は「じゃがいもだけの下剋上カレー」です。商品名の意味が分かりません。
説明を読んでみると、「おい、牛肉そこをどけ!カレーの人気具材ランキング不動の2位じゃがいもだけの下剋上カレー」とのこと。ずっと人気具材ランキング2位のじゃがいもが可哀想、とじゃがいも側に立った商品のようです。それで、牛肉を排除しじゃがいものみを入れた「下剋上」というわけ。
フタを開けてみると、本当だ!じゃがいもしか入っていません。しかし何か違和感がある気がしませんか……?
その違和感の正体は具材のじゃがいもを口にしてわかりました。このじゃがいも、カレーと一緒に煮込んでいない!?……別で茹でてorふかしたじゃがいもをごはんの上に乗せ、その上からカレーソースをかけているっぽい。なのでじゃがいもはホクホク食感というよりは「ジャガバタ」みたいな食感で、ジャガバタのバターの代わりにカレーかけました感があります。カレーと一緒に煮込んでいないようなので角もしっかりしているんです。そしてカレーソースがかかっていない箇所がある。
カレーの味は甘めで優しい美味しい味でした。しかしなぜ一般的にカレーを作るように一緒に煮込まなかったんだろう、と気になったのでドン・キホーテに聞いてみました。すると……
「カレーとじゃがいもを一緒に煮込んでしまうと煮崩れが起こったものを除けず、また盛り付けも難しくなってしまうことが理由です。さらに、じゃがいもを沢山入れるというコンセプトの関係上、1商品に対してのじゃがいもの投入量を均一化すたるためには別トッピングでないと、商品ごとにじゃがいもの量の差がでてくるため、このような仕様になりました」(ドン・キホーテ担当者)
なるほど。今後もし改善できるのなら、もう少しホクホク感があるといいな……(願い)。
クルトンが異常に多いシーザーサラダに、麺の上の麺、そしてじゃがいもしか具がないカレー……今回も「なぜ、そこを攻める!?」と驚くような面白い偏愛に出会えました!いずれも最初見た時はびっくりしましたが、意外と偏愛じゃない人でも美味しく食べることができるメニューです。ドン・キホーテで見つけたら挑戦してみてくださいね。
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文・撮影/松本果歩
※記載の価格は筆者が購入した店舗の金額です
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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