「プレスするだけで浄水に!?」災害時も日常も頼れる“グレイルの浄水ボトル”がすごい/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.128
執筆者: 編集長/奥家慎二
ウイルスまで99.9%除去してくれる!
あらためて「ウルトラプレスピュリファイヤー」の性能についてチェックしましょう。
製品の肝となるのが、インナーボトル下部に設置された交換式浄水カートリッジ。わずか10秒で約500mLの水を浄化可能で、フィルター内に含まれた電気吸着体や超粉末状活性炭が、細菌や寄生虫、ウイルスを除去。具体的なデータとしては、次の通りです。
- ウイルス除去率 99.99%(ロタウイルス、ノロウイルス、A型肝炎ウイルスなど)
- バクテリア除去率 99.9999%(大腸菌、サルモネラ菌、コレラ菌、赤痢菌など)
- 原虫除去率 99.9%(エキノコックス、ジアルジア、クリプトスポリジウムなど)
※除去率はグレイル社提供データによる。
※除去率や除去の表現は、国際的な水質試験機関であるNSF(National Sanitation Foundation)による、味・におい・塩素・濁り・有害物質などの除去に関する規格No.42、No.53に準拠したテストを受け、そのデータをもとに、グレイル社が理論的に適用可能な病原体や物質を推定したものです。すべての個別の病原体や物質に対して試験を行った結果に基づくものではなく、いかなる健康上の安全を保証するものではありません。
※重金属・微粒子(マイクロプラスチックなど)・化学物質(PFASなど)もろ過により軽減可能です。
なんとも頼もしいデータですね! 自然のことですから「絶対に100%大丈夫」とは断言できないものの、エキノコックスによる感染症が心配な北海道でのアクティビティに大活躍してくれるでしょうし、都内の水道水にも含まれているといわれるPFASも除去できるというのもうれしいところです。カートリッジ交換の目安は300回(150L)とのことで、アウトドアをガッツリ満喫してる人でも数年持つレベルです。
中心部には逆止弁が付いたワンウェイバルブを装備し、浄水になったインナープレス内の液体がアウターボトルに戻ってしまうのを防ぎます。粉末飲料を溶かしたまま携行できるので、普通のボトルとしても活用できます。
個人的に気に入っているのが、トップ部分のデザインです。キャリーハンドルがついているので、カラビナを使ってバックパックのデイジーチェーンに吊るすことが可能。インナープレスを引き抜くときにも使えます。さらには人間工学に基づいて設計されたという滑りにくいプレス面も設けられているので、インナープレスを押し込むときに体重をかけやすんです。そうした配慮がデザインとして昇華されているところに、完成度の高さを感じました。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
Instagram:@MonoMax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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