“録れていない”こともある! SDカードの寿命という盲点
そして最後にシステム的な盲点を紹介しておくと、一般的なドラレコは記録媒体としてSDカードを使用していることが多い。SDカードには寿命があって、万が一のときに見てみたら記録されていなかったなんてことにもなりかねないのだ。とくにドラレコの場合は常に記録し続けているので、チップ自体の書き換え寿命を迎えやすく、また取り付け場所が熱や振動にさらされやすいので物理的な消耗も加わる。環境やカードの性能によって異なるので一概には言えないが3年。長くても5年経ったら交換したほうがいいだろう。その際はできるだけ高性能で大容量のものを選ぶといいだろう。
ドラレコの場合、常にデータを書き込み続けているだけにカードへの負担は大きい。SDカード、マイクロSDカードは消耗品と心得るべし
ドライブレコーダーは走行状況をリアルタイムで記録し、衝撃があればさらに記録するという素晴らしいアイテムではある。ただし付ければいいというものではなく、弱点や盲点があることを頭に入れて使うようにしたい。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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