【仮面ライダーアマゾンズ】谷口賢志さんの演技とアマゾンズは各界のクリエイターからも注目されていた!【BEAMS特撮部】
好評連載『ビームス特撮部』。毎回、取材現場は特撮トークが大爆発するのですが、つい盛り上がりすぎて、本誌に全ての話を載せられなくなることもしばしば…。そこで、本誌では泣く泣く削ったエピソードをWEBで紹介します!
今回は5月9日発売6月号掲載、『仮面ライダーアマゾンズ』シリーズに鷹山仁 / 仮面ライダーアマゾンアルファ役で出演中の谷口賢志さんの回です!
「仮面ライダーガヴに出演」ヴァレンはエモさ担当!演じる日野友輔は役作りのために家族と絶交!?『BEAMS特撮部』
谷口賢志さん
http://taniguchimasashi.com/
ツイッター @tgms_twinews
尖った作品を作った結果の悲喜こもごもがあります
特撮部 ツイッターが凍結されそうになりましたね。
谷口 そうなんですよ。映画のチラシに書いてある言葉を宣伝としてツイートしただけで、アカウントが凍結されそうになったんです。Yahoo!ニュースにものるっておかしくないですか? 僕何も悪いことしてないですよ(笑)。
特撮部 現代を象徴するニュースだなと思いました。
谷口 リツイートがすごかったんですよ。ファンの方が、「谷口さんはただ宣伝しているだけです」「ツイッター本社さん勘弁してあげてください」って。
特撮部 無事、本社に伝わったんでしょうね。実際、どんな風になったんですか?
谷口 僕の場合は、ツイッターの規約違反に該当するツイートが全部出て、各ツイートにチェックボックスがあって、「これを全部チェックして消さないと凍結しますよ」という警告みたいな文章が出ました。全部アマゾンズの宣伝ツイートで、宣伝しているだけなんだけどな……と思いましたよ。そのときは変なかたちで注目されてしまいましたが、枠からはみ出したところに実は面白いところがあることってすごく多いと思っていて。もちろん、人に怒られることや捕まることは絶対にしてはいけないですけれど、アマゾンズも、特に過激にしようとか残酷にしようとかいうより、単純に面白いと思うものを、枠を飛びぬけてもいいから作ろうと思って作ったんだと思っています。
特撮部 枠を飛び抜けるほどの熱量が、ファンに刺さりましたね。
谷口 面白いのは、普通のファンの人からだけでなく、クリエイターや同業者からものすごく反響をいただけるんです。名前は出さないでおきますが、飲み屋で飲んでいたら、隣りにいた男性が「鷹山仁君だよね」って、普通に話しかけてきたんですよ。「君いいよ。仮面ライダーで、あれだけオシャレな芝居で、感情をちゃんと表現している俳優っていないから、いいよ。君すごくいい俳優だね」って。嬉しいけど、上から来るんですよ(笑)。最初は酔ったファンの人かなと思っていたんですが、実はすごい映画監督さんだったんです。一緒に飲んでいた人が「あの人、◯◯さんじゃない?」って気付いて、「わっ! まじか!」となって、あらためてお礼しました。「とんでもないです。ありがとうございます」って。
特撮部 ヨージヤマモトとのコラボもアマゾンズがきっかけだったとか。
谷口 ヨージヤマモトさんのデザイナーさんがアマゾンズを見ていて、「絶対、鷹山仁に着てもらいたい」と言ってくれたのが始まりだったんです。そういう尖ったことをやっているクリエイターの方がアマゾンズを見て、注目してくれているというのが嬉しいですし、尖っていて良かったというか、全部繋がっているなと感じます。
映画・仮面ライダーアマゾンズは仮面ライダーシリーズ史上初の4D上映! 宣伝の仕方も尖りまくっています!
特撮部 尖っているといえば、宣伝も尖っていますね。
谷口 宣伝部も一緒になって尖ってくれているのがすごいですね。ガチャピンとムックがイベントに登場しましたし。
特撮部 そうですよ。今年のエイプリルフールで一番笑ったのはアマゾンズです。
谷口 説明を受けたときは、本当にいいんですか?って聞きました(笑)。
特撮部 やりたくても絶対誰かがとめるやつですよ(笑)。
谷口 めっちゃ笑顔でやってくださいって言われました。そして、今をときめく武田玲奈ちゃんをスキップするだけに使うっていう。すごいですよね。
(編集部補足:上記、エイプリルフール動画は、YouTube東映映画チャンネルで、まだ見られます。https://www.youtube.com/watch?v=EfsWwONqS5s)
特撮部 あと、衝撃だったのは、北海道日本ハムファイターズの2軍の試合での始球式ですね。宮原華音さんが始球式を投げた後に、後ろでアマゾンアルファが拍手するっていう。
谷口 もう、わけがわからないですよね(笑)。
特撮部 誰も止めなかったのかなって。
谷口 誰も止めないんです。もう行くところまで行くって決めてるんでしょうアマゾンズは。
特撮部 本当になにかすごいものを見させてもらっていると思っています。
谷口 個人的には、劇場版アマゾンズは、仮面ライダーシリーズ史上初の4D上映なので、楽しみです。配信版のときから血の量がすごいと言われている仮面ライダーアマゾンズなので、どの場面ででどれだけの量、何がかかるのかというのがとても楽しみです。
特撮部 4Dだから、においもあるじゃないですか。何のにおいかと考えたら恐ろしいですよね。
谷口 そこも楽しみの1つですね。僕は、作中でいろいろやっていますから。ひきちぎったり何かしたり。バシャ!ブシャー!っとくる可能性もありますよ(笑)。
特撮部 生卵のにおいとか。
谷口 肉のにおいとか。やばいですね。そんな体験も仮面ライダー初なので、僕らもどうなるかわからないですし、その辺も期待して欲しいです。何でもそうですが、新しいものが誕生する瞬間は1回しかないじゃないですか。だから、その場に立ちあってほしいなと思いますし、僕も立ちあいたいなと思います。歴史的な瞬間ですからね。
特撮部 素晴らしい! 伝説のヒモ・鷹山仁による伝説のプレゼンありがとうございました!
仮面ライダーアマゾンズ
映画『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』5月19日公開。
Amazonプライム・ビデオでシーズン1、シーズン2が配信中。
劇場版「仮面ライダーアマゾンズ」製作委員会 ©石森プロ・東映
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