最深計測120m! 独自の精密技術でダイバーズの常識を覆す!
1968年、正確な潜水深度を測定する世界初の腕時計として登場し、コレクターの中でも人気の高いファーブル・ルーバの「バシィ」。そのレトロなデザインを踏襲し、さらに現代の水準に合うテクノロジーを搭載した「レイダー・バシィ120メモデプス」が10月末に登場します。
深度を測るアナログな仕組み
当モデルの特徴は、あえて一部のケース内部に浸水させる仕組み。ダイバーズウォッチにおいて高防水性が肝要なのに、浸水させるとは……?
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このケース断面の写真をみてください。ケース裏の内側に当たるところに薄い銅板のような部品がありますが、これが深度を検知する膜の役割を果たしています。写真上部の開口部から内部に入り込んだ水がこの膜を押すと、その力の増減を深度に変換し、ダイヤルに表示してくれるというワケ。
この水深計機構とムーブメントとは分離しているため、時計の心臓部は高い防水性が保たれています。
ダイビングの本質を捉えた機能とデザイン
ほとんど光の届かない深海でも必要な情報が読み取れるよう、時分針、インデックス、深度を示すブルーの針、サブダイヤルなどにスーパールミノバを使用。
また、10mと5mのメモリには赤いマークを配し、ダイバーへ減圧停止を促します。
3時方向にあるサブダイヤルは、最大深度を記録する装置「メモデプス」。4時方向のねじ込み式プッシャーでリセットするまで、最大深度を示し続けます。
12時方向のメモリはパワーリザーブインジケーター。一度の手巻きで65時間持ちますが、このインジケータのおかげで、安心安全に使用することができます。
「バシィ」誕生50周年を記念した「レイダー・バシィ120メモデプス」。ファーブル・ルーバの機械式時計のエンジニアの結晶というべきダイビングウォッチです。
ファーブル・ルーバ
http://favre-leuba.com/jp/
取材・文/横山博之 写真提供/ファーブル・ルーバ
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