【仮面ライダージオウ】白倉伸一郎さんが語る、俳優の登竜門としての仮面ライダー【BEAMS特撮部】
好評連載『ビームス特撮部』。毎回、取材現場は特撮トークが大爆発するのですが、つい盛り上がりすぎて、本誌に全ての話を載せられなくなることもしばしば…。そこで、本誌では泣く泣く削ったエピソードをWEBで紹介します!
今回は11月9日発売12月号掲載、『仮面ライダージオウ』のチーフプロデューサー、白倉伸一郎さんの回です!
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白倉伸一郎さん
ツイッター @cron204
仮面ライダーの打率の高さ
特撮部 平成仮面ライダーの歴史がありますから、昔とくらべて作品作りに協力してくれる方々が増えてきているのではと思いますが?
白倉 それは全然違いますね。これまで出演してくれた、レジェンドさんたちのご活躍のおかげです。歴代のキャストさんが、株を上げていってくださったからこそです。
特撮部 プロデューサーの慧眼もあると思いますよ。
白倉 俳優さん個人の頑張りですよ。世間では若手俳優の登竜門って言われていますけれど、仮面ライダーじゃなくても、世に出る人は出ていくと思うんです。
特撮部 当事者としてはそう思われるかもしれませんが、1年間、撮影現場で頑張ってくれる人材をと考えて、実際にその期待にこたえられる人を見出すのは、すごいことだと思います。我々もものづくりをしていますが、ヒット商品ってなかなか出ない。1年に1個も出てこないんですよ。その点、仮面ライダーはすごいです。
白倉 そう言われると、打率が高いような気はしますね。もちろん俳優さん個人の頑張りはあるとして。今は、仮面ライダーを経験したっていうのは、1つの折り紙付きとして見ていただいているようです。他の長いスパンのドラマでも、「この俳優さんは、仮面ライダーを1年間経験しているんだったら、ある程度、対応できる素養はあるだろう」と思ってもらえているそうです。そうやって登竜門的な存在として業界に認められているのは、すごくいろいろなことがやりやすくなって、ありがたいことだと思います。10年以上前は、ライダーのオファーをしたら、怒られたこともありましたからね。「うちの大事な俳優を、仮面ライダーに!?」って。それが今では「いや~、ありがとう」って言ってもらえますから(笑)。
特撮部 そこは、長く続けてきて、投げられた球をちゃんと打てているからですよね。
白倉 いやいや、俳優さんのおかげですよ。
ジオウだけに、スマートウォッチにも興味あり
特撮部 身の回りで導入したいものはありますか?
白倉 スマートウォッチですね。もう少しまともな、と言いますか、自然に身につけられるものが出てほしいなと思っているんです。今はアップルウォッチ以外、選択肢がないんですよね。他のスマートウォッチは、機能はさておき、妙に大きいとか、デザインがちゃちいとか、身につけるものではないなと思うものが多いんです。ファッション性とまでは言いませんが、もう少しスマートに身につけられるものがあるといいですね。いろいろなブランドを検討したんですが、機能やデザインを見て、これはダメだなと思ったりしたんです。
特撮部 さすが、ジオウだけに、時計にまつわる話題を出しますね。
白倉 そうですね(笑)。
特撮部 いま、海外の観光客が、日本でブランドものの時計を買っていくので、ものによっては品薄になったりするらしいですよ。機を見るに敏と言いますか、さすがです!
白倉 ジオウのアイテムなどのデザインが上がってきたときに、「これはちょっと1,980円くらいに見えるなあ。もうちょっと高価なデザインにしてほしいな。時計コーナーとか行って、参考にしてよ」とか言っていたんですよ。でも、そう言った自分が行ってなかったので、時計コーナーをチェックするようにしているんです。なので、ふとしたときに時計のことを考えてしまうのかもしれません。
特撮部 素晴らしい! ありがとうございました!
発売中のMonoMax12月号の連載「BEAMS特撮部」では、「仮面ライダージオウ」制作の裏話などを伺っています。こちらも合わせてご覧ください!
仮面ライダージオウ
毎週日曜午前9時、テレビ朝日系で放送中。
映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』
2018年12月22日公開予定。
https://www.toei.co.jp/tv/zi-o/index.html
https://www.tv-asahi.co.jp/zi-o/
http://www.movie-taisen.com/
©「ジオウ&ビルド」製作委員会
©2018 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
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