編集部/柚木
「快適さ・収納力・コスパすべてが完璧」グレゴリーの超人気バックパックは“洗練さの中に高い機能性”が加わった逸品/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.84
本誌において、No.1カバンメーカーとして不動の地位を築いている吉田カバン。秋口からスタートする魅惑の新作ラッシュを控えて心躍る季節なわけですが、なんとMonoMaxWebでは、どこよりも早く予約受け付けを開始! 注目度の高い最新ビジネスシリーズ「ポーター ステージ」とガジェットの収納と持ち運びに特化した「ポーター オプション」の2シリーズのモデルを、店頭で買い逃がすことなくゲットできるチャンスなのだ! そこで、この2シリーズの魅力を徹底追求すべく、吉田カバンの担当デザイナーに直撃。開発のコンセプトからこだわりのポイントまでを、大公開!
――「ポーター オプション」ですが、ここまでデジタルガジェット用ケースに特化してまとめられたシリーズは、吉田カバン初ですよね?
小林 はい。これまでのシリーズにもモバイルケースやカメラバッグはありましたが、ひとつのシリーズとして各ガジェット向けのケースを開発したのは初めてです。
――このタイミングで企画開発した理由はあるのでしょうか。
小林 iPadなどのタブレットも含め、デジタルガジェットの日常使いがごく一般的なユーザーにまで広まったことや、お客様からのご要望の高まりが背景にありました。また、自社のショールームで現行の製品を見ながらアイデアを練ることも多いのですが、こうした専用ケース類をもっと充実させたいと感じたのも理由です。
――ガジェットケース自体は世にあふれていますよね。
小林 そうですね。今の市場状況も強く意識しました。家電量販店で販売されていることが多いようですが、機能性に注力したものがほとんどで、外装までこだわった製品は未だ少ないという印象。生地がタフ過ぎるデザインによっては"資材"感が出ることも。吉田カバンとして開発するからには、日本製という品質の確かさに加え、ファッション性もかなり重視しました。
――そうなんですね。こうしたケースは、とかく機能や実用性ばかり注目してしまいがちですが。
小林 老若男女問わず使えて、それぞれの服装に馴染むようなファッション性があったほうがいいと考えました。そのため生地には光沢が美しいナイロンツイルを採用し、色も汎用性の高いブラック、グレー、ネイビーの3色で構成しました。特に、本体生地から玉ベリ、ファスナーなどのパーツまで色のトーンを合わせることも重要で、そうすることによって都市生活に適した上質さやスマートさを醸し出しています。
――よいものを作るためには妥協をしない、という御社の姿勢を感じます。
小林 ありがとうございます。また心がけたのは、使いたいと思ったときに、すぐにストレスなく中身を取り出せる機能性のよさ。そこも大事だと思いました。
――たしかに。いくらしっかり保護してくれていても、使いづらいとイヤになってきて、下手をすると使わなくなってしまいますもんね。
小林 もちろん保護性も考慮したうえですが、PCケースやモバイルケースは外装の前面に斜めのステッチを入れて折れるようにしており、収納品を取り出しやすくしました。本体の型崩れを防ぐ目的の玉ベリも、その箇所だけ切れ目を設けて芯材を抜くことできれいに折れるようにしています。
――当たり前のように見えて、実は相当な手間暇が掛けられている職人技が光るディテールですね。でも、これがあることで折れやすい。
小林 はい。それからカメラバッグは、メイン収納のファスナーを開けて前胴を倒すと、内装ごと前にせり出してくるような構造を採用しました。別売りのストラップを使って身体にカバンを斜めがけした状態でも、これなら素早くカメラを手に取れるんです。
――フルオープン仕様に加えて、箱状のケースが内蔵されているような作りなんですね。これはおもしろい。
小林 このほか、ビスロンファスナーを採用しているのも特徴です。通常こうしたケースだと止水ファスナーを使うことがありますが、今回はなによりも機動性を重視し、滑りがよく軽量なビスロンを選びました。この四角い形状をしたフラットデザインも個性的で、シンプルなデザインの中で程良いアクセントになっています。
――ストラップを別売にしているというのも変わっていますね。
小林 そうですね。パッド付きで重い荷物にも対応できるタイプや、スタンダードなショルダーストラップ、より細身のタイプ、そして手首を通せるハンドストラップと4種類用意しました。実際に使うときの重量や持ち方などは人によってさまざまですから、最適なものを選んでもらえればと思います。
――ストラップが不要な人にとっては、購入しないという選択肢もあるんですね。
小林 はい。中に入れるガジェット同様、お使いになられる方が好きなようにアレンジしていただければと思います。
――デザインに使い勝手にと、本当に隙のないシリーズですね。より一層、ガジェットが身近な存在になりそうです。
小林 「ポーター オプション」がそのためのお役に立てるのであれば、デザイナーとしてうれしい限りです。
――本誌読者にもガジェット好きは多いですから、喜ばれる方は多いと思います。ありがとうございました!
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