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MonoMax 11月号

10月9日(金)
1173円(税込)

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ここでしか買えない! MonoMax別注企画第4弾! キプリス「三つ折り財布」の制作秘話をお届けします!

編集部/柚木

MonoMaxと人気ブランドのコラボ企画第4弾は、国内随一の実力派ブランド、キプリスの三つ折り財布!「鞄・ハンドバッグ・小物技術認定(皮革部門)1級試験」の合格者、すなわち超一流の職人を多数抱え、ブランド独自の素材や技法の評価も高く、本誌企画「最優秀モノ」の常連でもあるキプリスが、そのノウハウを惜しみなく投入して生み出した三つ折り財布は、高い機能性とエレガントなルックス、そして適度なカジュアル感を兼ね備えた逸品。しかも、コードバンという高級素材を用いながら、3万円台前半という驚異の販売価格も実現してしまった。

その制作秘話や、この「作品」や散りばめられた職人技について、企画デザイナーの吉田和雅さんに話を聞いてきた。

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バーガンディ、ブラックの2色で展開する、エレガントな三つ折り財布。
サイズ:W13×H10×D3㎝、素材:表側・馬革 内側・牛革、重さ:121g、原産国:日本
¥32,000(税抜き)9月10日正午予約開始。各色30個。11月上旬お届け予定。

柚木 エレガントでありながら、適度なカジュアル感もあり、機能性も抜群! キプリスらしい細部にまでこだわった仕上がりに大満足です。

吉田 そう言っていただいてうれしいです。「大人向けの三つ折り財布を」というコンセプトを実現することが編集部側との共通目標だったので、どうしてもカジュアルっぽさが先行しがちな三つ折り財布ですが、素材選びから全体のデザイン、機能性についても「大人らしさ」を意識して試行錯誤しました。無事完成にこぎつけられてホッとしています。

柚木 素材に何を使うかはお任せしていましたが、コードバンで上がってくるとは驚きでした。いまや高級レザーの代名詞であるコードバンを、この価格で提供できるなんて……。コスパの高さを実現できた秘訣はどこにあるのでしょうか?

企画デザイナーの吉田和雅さん。デザイナー側と工房で腕を振るう職人との間での意見交換をスピーディーにやりとりできる環境が、キプリスにはある。

企画デザイナーの吉田和雅さん。デザイナー側と工房で腕を振るう職人との間での意見交換をスピーディーにやりとりできる環境が、キプリスにはある。

吉田 まずひとつは、弊社はコードバンが今のようなメジャーな存在になる前からふんだんに扱っていたということ。つまり、リーズナブルにお出しできるノウハウを持ち合わせていたということです。もうひとつは生産においても外部ではなく工房と直結している環境だということ。他社に比べてコスト削減の条件が整っているということですね。

柚木 最初に吉田さんがおっしゃられた通り、素材にコードバンを用いたことで高級感が増し、一般的な三つ折り財布とは明らかに違う上質なオーラをまとった気がします。

吉田 価値のある財布を作るなら、価値のある素材を使うべきだし、我々が得意とする素材を投入したかったんです。全体のアウトラインが見えた時点でコードバンを使うことは決めていました。

柚木 編集部側からは「大まかな方向性」という意味でのディレクションはさせていただきましたが、仕上がりを見るとデザインの細部にまで、吉田さんと職人さんの「ここはこうしたい」という意思が反映されているように見えます。特にこだわった点はどのあたりですか?

吉田 フラップのコーナー部分をほどよく丸みを帯びた形状にして柔らかな印象を出したり、カード室の縁を微妙にカーブさせて取り出しやすくしたり。ルックス、機能性ともに、なにかしらの特徴を持った形状にしています。

細番手の糸でしっかりと縁取られたステッチ。本体のコードバンよりワントーン明るい色みに注目。

細番手の糸でしっかりと縁取られたステッチ。本体のコードバンよりワントーン明るい色みに注目。

柚木 ステッチのカラーもボディとは少し違いますね。ワントーン明るい色合いです。

吉田 財布の色の印象って、ステッチの色に引っ張られがちなんです。例えばここにブラウンのステッチを使うと、全体がよりブラウン掛かって見えるようになるんです。今回はバーガンディの色合いを強調したかったので、ステッチ選びも慎重に行いました。細い番手の糸を使ったのも、繊細さを出すことを意識した結果です。

柚木 適度に主張してくれる細めのステッチは、ウィークデーのスーツやジャケパンスタイルとも相性抜群ですね。

吉田 そうなんです。通常、材質の堅いコードバンには太いステッチを使うことが多いのですが、ここはキプリスらしい繊細さを出すために、細い番手にこだわりました。素材とステッチの強度のバランスを考えながら縫っていく作業には、職人の経験と技術が生かされています。

柚木 外装にコードバン、内装にはナチュラルなヌメ革。どちらもエイジングが楽しみな素材の組み合わせですが、どんな経年変化をイメージされていますか?

吉田 コードバンは使い込むごとにツヤ感が増していくはずです。感触もより手に馴染んでいくイメージです。内装には独特の変化が楽しめるヨーロッパ産のヌメを使用しています。徐々に濃いアメ色に変わっていきますから、国産のヌメとはひと味違った変化を味わえると思います。

丁寧に引かれたネンが、全体をシャープに引き締める。微妙に曲線を描く部分も、寸分の狂いなく美しく仕上げられている。

丁寧に引かれたネンが、全体をシャープに引き締める。微妙に曲線を描く部分も、寸分の狂いなく美しく仕上げられている。

柚木 なるほど。長く愛用する楽しみが広がりますね。飽きの来ないデザインな上に、美しいネンが“ただ安い”だけじゃなくて“妥協のない本物”であることを証明しています。コバの処理も完璧。ジャパンメイドにこだわるキプリスの底力を感じます。

吉田 ネン引きはキリッとした表情を出すために不可欠な作業で、ちょっとでも左右にズレたら商品が台無しになります。とくにカード室の縁のカーブには苦労しました。その甲斐あって、メイド・イン・ジャパンならではの繊細な美しさが表現できたと思います。

柚木 さっき気づいたのですが、背面ポケットの内側にさらにICカードの収納スペースがありますね。使い勝手の部分も一切妥協したくないという編集部の意向を、随所に汲み取っていただけて嬉しい限りです。

背面のオープンポケットの内側にさらにカード室を装備。ICカードを収納する際、カードが落ちてしまったり、ズレてしまったりするのを防ぐ、キプリスの心憎い配慮。

背面のオープンポケットの内側にさらにカード室を装備。ICカードを収納する際、カードが落ちてしまったり、ズレてしまったりするのを防ぐ、キプリスの心憎い配慮。

吉田 ポケットが増えれば機能性も向上すると思われがちですが、むやみに細工をするとバランスが崩れることもあります。中身を詰めた時の形を計算することはもちろん、出し入れのしやすさ、コイン室やカード室の膨らみ方、強度のバランス……。それらを考慮したうえで、最適なバランスに仕上がったと思います。

柚木 大人が持つべきエレガントなルックス、使い勝手のよさ、どこをとっても満足のいくアイテムが誕生しました。今回はありがとうございました。

吉田 こちらこそありがとうございます。三つ折り財布をコードバンで作ったのは初めての試みでしたが、キプリスの持つノウハウと、職人たちのスキルを余すところなく反映させられたと思います。容量のあるコイン室、取り出しやすいカード室、そして、ポケットに入るサイズ感と、すべてが実用的に仕上がっているので、ぜひ使ってみてください。

文/溝口敏正(スポッティング) 撮影/村本祥一(BYTHEWAY)・尾島翔太 スタイリング/栃木雅広 モデル/タカシ

三つ折り財布ながらアクのない表情は、スーツスタイルにもカジュアルスタイルにも違和感なく馴染む。内ポケや尻ポケにスっと収まるサイズ感も◎。

三つ折り財布ながらアクのない表情は、スーツスタイルにもカジュアルスタイルにも違和感なく馴染む。内ポケや尻ポケにスっと収まるサイズ感も◎。

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