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宝酒造の甲類焼酎はなぜここまで美味いのか?その秘密を探る!

Part 4. 膨大なトライ&エラーが最高の一杯を生み出す

膨大な手間と創意工夫のうえにでき上がる宝焼酎。これだけ美味しいものを手掛けている人は、一体どんな思いやこだわりを持っているのでしょう? 担当者にお話を伺いました。

宝酒造の甲類焼酎はなぜここまで美味いのか?その秘密を探る!

蒸留技術部 蒸留酒課長 髙橋悠典さん/2002年宝酒造入社。清酒の開発業務や、黒壁蔵にて焼酎の製造に携った後、現在まで焼酎の開発業務に携わる。抱負は「焼酎を通じて、人々の<いきいき>に貢献したい」。

「戦後に粗悪な焼酎が出回ったせいで焼酎のイメージが落ちてしまい、弊社の売上も低迷したんですね。そこで、会社として甲類焼酎の復権のために何をやったらいいかと考えた結果、思いつくあらゆることをやってみようということになったんです。世界の蒸留酒を研究したり、いろいろ試行錯誤をしたようですが、その中の一つが、樽貯蔵熟成酒の研究でした」。

宝酒造のもう一つの強みであるブレンド技術も、同じような時期に始まったといいます。

「いろいろな焼酎を造ろうと思ったら、原料や蒸留をどう変えるか、精製という仕上げ工程はどうするかと考えると思います。それだけでも膨大な組み合わせですが、さらに、経験豊富な技術者が『あれとこれを混ぜたら、こうなるはずだ。こう組み合わせたらこうなるんじゃないか』と、想像力を働かせて試していたようです」

樽貯蔵熟成酒もブレンド技術も、最初はトライ&エラーの一つだったというのが興味深い。このチャレンジ精神は、宝酒造の社員に強く根付いているよう。新しい味を造る際、開発者は数百を超える量のブレンドを試すといいます。

「今は分析技術が進んで、ある程度データベースの蓄積があるので、最初の絞り込みはできますが、最後はやはり、何回もトライ&エラーをして造り上げていきますね。新商品を造るときでなくても、普段から、開発者それぞれがいろいろなブレンドを試しているんです」。

髙橋さんも、ユニークなトライ&エラー経験を持つ。樽貯蔵熟成酒が熟成中に蒸発するのを防ぐため、樽をラップでぐるぐる巻きにしてみたところ「蒸発しなかったけれど、全然美味しくならなかった(笑)」。そんな失敗を笑い話にできる風通しのいい社風だからこそ、唯一無二の技術をここまで磨き上げられたのかもしれません。

今後、髙橋さん自身がトライしていきたいことは?

「宝焼酎をはじめ甲類焼酎は、みなさんの生活に寄り添って、その中で進化を遂げてきたと思っていますので、その点は変えずにいたいです。ただ、生活も時代によって変わりますから、時代に合わせながらちょっとずつ味を変えて、常に生活に寄り添っていくような、そういうお酒を造り続けたいと思います。最近発売した『樽が香る〈宝焼酎〉』という新ブランドもそうですが、我々が常に研究している樽貯蔵熟成酒というものに、新しい要素を加えながら進化させていければと思います。あと、これは個人的な願望なんですが、今までなかったような樽貯蔵熟成酒を造れないかと考えています。もしかしたら、今まで先輩たちが通ってきた数々のトライ&エラーと同じことをするかもしれないですけど、そこで、樽貯蔵熟成酒をより一層深く掘り下げられないかと研究しています」

宝酒造の甲類焼酎はなぜここまで美味いのか?その秘密を探る!

樽が香る〈宝焼酎〉25° 1.8L ¥1,575(税抜)

9月発売の新商品。マイルドな飲み口は食中酒にピッタリ! 厳選した樽貯蔵熟成酒を10%使用し、樽由来の甘い香りと飲み続けられる味わいを追求した新しい「宝焼酎」。樽貯蔵ならではの鮮やかな琥珀色と樽の香りが楽しめます。

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(提供:宝酒造)

取材・文/金山靖、柚木昌久[本誌編集長] 撮影/(商品)植野製作所、(取材)村本祥一[BYTHEWAY]

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