MOTO GPでも使われているエアバッグシステムを手に入れる
安全かつスマートに着れるエアバッグ!
ライダーをアクシデントから守ってくれるアイテムといえば、ヘルメットやグローブにプロテクター、そして着るエアバッグ。特に着るエアバッグは、ここ数年、ディーラーの試乗会で使用されたり、安全への意識の高いライダーが着用をしたりと着用率も上がってきていて、注目されているアイテム。
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以前のものは、仰々しく、いかにもな感じであったが、年々進化をしてデザインもスマートに。そして今回紹介するイタリアのメーカー、ダイネーゼの「スマートジャケット」は、その名の通り、スマートなベストタイプの着るエアバッグで、車種や服装を選ぶことなく使えるスタリッシュさも魅力。さらにライダーであれば唸る、オートバイレースの最高峰MOTO GPでもそのエアバッグシステムが使用されているという優れモノ。
クルマのように万が一の際に守ってくれる鉄のボディがないからこそ、自分自身の安全のため、そしてバイクライフを楽しく過ごすため、一着持っておいて損はないジャケットとなっている。
スマート&セーフティな一着
スタイルはシンプルなベストタイプとなっていて、ジャケットのインナーとしてだけでなく、アウターとしても活用が可能。ライダーの好みに応じてフレキシブルに使えるのも嬉しいところ。また季節や天候を問わずに使えるのも魅力となっている。ダイネーゼの「D-air®」システムは、ライダーの背中、胸、首周りを保護し、さらに摩擦に対する強度も備える。プロテクトのメインとなるマイクロフィラメントによる特許取得のエアバッグは、ハードプロテクターを必要とせず、ジャケットすべての箇所を均一の厚みと同じ強度とすることで、優れた衝撃吸収力を実現。その実力は、ハードプロテクターを使わずに胸部と背中の欧州安全認証をパスした唯一の製品であることからも証明されている。「D-air®」システムはバイクとケーブルで連結する必要のない、便利なワイヤレス式で、26時間の連続使用(*満充電時)が可能となっている。
インテリジェント・プロテクションを搭載
このベストには、ダイネーゼが25年以上にわたり、ストリート&サーキットからリサーチした膨大な走行データを元に作り上げられたテクノロジーを搭載。ジャケットの腰部分に内臓された「D-air®」システムのコントロールユニットがジャケットに装備された7つのセンサーによって1秒間に1000回ライダーの体の動きをモニタリングをし続け、ライダーの危険な身体の動きを感知すると、複雑なアルゴリズムがエアバッグ起動の要/不要を決定、要と判断した場合はライダーを最高レベルで保護してくれる。主なエアバッグ起動のケースとしては、障害物との衝突に車両などの乗り物との衝突や追突、またハイサイド(リヤタイヤが横方向に滑った後、タイヤのグリップが回復して、コントロールができなるくなる転倒)とローサイド(タイヤがグリップを失ってスリップをし、そのまま転倒する)となっている。
少々高価なアイテムではあるが、クルマと違い、自身の体を覆い守ってくれるものがないライダーにとって、万が一に備えておいて損はない一着。ライダー自身の使用はもちろんのこと、一緒にタンデムを楽しむパートナー用として用意しておくのもスマートなライダーとしての嗜みともいえる。
DAINESE スマートジャケット
価格:¥99,000(税込)
サイズ:XS〜XXL
カラー:BLACK/FLUO-YELLOW
【問い合わせ】
ダイネーゼジャパン TEL.03-3527-3686
公式ホームページ
取材・文/安室淳一 写真提供/ダイネーゼジャパン
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