これで作業着!?「ワークウェアスーツ」の独自生地「アルティメックス」がすごい!
どこからどうみても一般的なスーツにしか見えない、セットアップ。この「ワークウェアスーツ」、実は世界初・スーツに見える作業着なんです!
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作業着として利用はもちろん、ストレスや疲れを感じさせない抜群の着心地の良さから、オフィスで利用する人も増加中というこのスグレモノ。その魅力を改めてご紹介します。
抜群のストレッチ性!あまりの着心地の良さに驚いた!
「ワークウェアスーツ」が発売されたのは、2018年3月のこと。あまりにインパクトのある商品ですから、耳にしたことのある人も多いかもしれません。
発売後は単月売上目標の5倍を達成し、現在法人の導入企業は300社を超えるのだとか。さらに三越伊勢丹や417エディフィス、アーバンリサーチ、アバハウスといったショップでも取り扱いがあり、一般ビジネスやカジュアル使いの用途で求めるユーザーも獲得。今季は3億円もの売上を予測しており、さらに来季は10億円にまで高めることを目標としているといいます。
左)オアシススタイルウェア「メンズ テーラードジャケット」¥18,000(税抜)、右)オアシススタイルウェア「メンズ フルレングスストレートパンツ」¥12,000(税抜)
そんな「ワークウェアスーツ」、実際の着心地をチェックしてみました!
着用してみて一番に感じるのは、ストレッチ性の高さ。腕周りが窮屈だったり、激しく動かすと着崩れを起こしたりしてしまうのがスーツ着用を気苦しくさせる要因ですが、この「ワークウェアスーツ」の生地は非常に伸びがよく、腕をぐいっと伸ばしても肩周りが苦しくなりません。
パンツも同様で、ヒザを深く折り曲げる動作もスムーズに行えました。革靴を履き直すとき、椅子に座るとき……普通のスラックスで変に突っ張ると、よからぬところから「ビリッ」という音が聞こえるものですが、この「ワークウェアスーツ」ならそうした心配は要らなさそうです。
体の動きを妨げないのは、なにより安全を重視する作業着だからこそ。そんな理念を感じさせました。
さらに、一般的なレインウエアの約1.5倍もの撥水性と、マウンテンパーカーの約3倍の透湿性があるというのもポイントです。写真を見ればおわかりの通り、生地についた水分がほとんど完全な球体になるほど弾かれています。だから雨に降られてもへっちゃらですし、汚れた水が付きそうなシーンでも心配いりません。それに汗をかいても衣類内が蒸しにくいので、長時間着用しても快適に過ごせました。
さらには……室温20℃、湿度65%の室内なら3~4時間で乾く速乾性、タフで破れにくく毛玉もできにくい耐久性、シワになりにくくアイロンも不要な形態安定性も実現。もちろん自宅での洗濯も可能。
だから、出張時に使えば連日着用してもシワが気になりませんし、旅行先でドレスコードのあるレストランに入るとき用のスーツとしても活躍してくれるはずです。
作業着だからこその仕様にも注目!
作業着としてのアイデンティティは、仕様にも宿っています。胸元にはペンホルダーとファスナーポケットを装備。閉じたとき、ファスナーの引き手はラペルの裏に隠れるので目立ちません。
この裏地付き「メンズ テーラードジャケット」には、腰元のパッチポケットのほか側面にも別のファスナーポケットを装備。財布など貴重品を入れるのもいいですし、ハンドウォーマーポケットとして手を突っ込んでおくのもありです。
袖は本格的な本切羽仕様。このように腕まくりしやすいので、暑い時期は特に役立ちそうです。
パンツの左側面にも、大型のファスナーポケットを装備。大きな工具も入りそうですし、メッシュ生地なので、ベンチレーション的な役割も果たしてくれそうです。
着回ししやすいコートもラインナップ!
オアシススタイルウェア「究極の出張コート」¥19,800(税抜)
肌寒い時期の通勤や出張に活躍するコートもラインナップされています。
ジャケット同様の高機能生地を使っており、撥水性、透湿性、速乾性、ストレッチ性、耐久性、形態安定性を確保。
腰元の大型ポケットや前立てには止水ファスナーを採用。本体生地の撥水性もかなりありますから、ちょっとしたレインコートとしての活躍も期待できそうです。
背中側の腰元にはドローコードをレイアウト。ここを絞ればシルエットがA型からトレンチコート似のX型に変わるので、好みを反映できます。
業界が注目する「アルティメックス」とは!?
「ワークウェアスーツ」の人気ぶりを牽引してきたのが、独自に開発した高機能生地です。発売以降改良を重ね、2019年11月には「アルティメックス」の名が付けられることになりました。
この「アルティメックス」の開発発表会では、販売元であるオアシススタイルウェア代表取締役の中村有沙さん(上写真・左)と、「ワークウェアスーツ」愛用者であるというロコンド代表取締役社長の田中祐輔さん(上写真・右)のトークセッションも行われ、「作業着スーツ」に寄せられる期待や今後の展望が話し合われました。田中社長はランニング好きで、この「ワークウェアスーツ」で走ることも多いとか。さらに、土日も着用しているというほどの愛好ぶりを披露していました。
鹿屋体育大学の萩原悟一さんも登壇し、脳波を用いて「ワークウェアスーツ」着用時の心理的評価や作業効率度を計った研究結果を解説。それによると……
- 「ワークウェアスーツ」の疲労度数は一般的なスーツに比べ5分の1
- 「ワークウェアスーツ」は一般的なスーツに比べ他の環境に干渉されづらい状況にあり、認知機能が優れ、集中力が向上する
といった結果が導き出されたといい、その機能の高さを実証しました。
販売元のオアシススタイルウェアは、もともとオフィスビルの水道工事などを主事業としていた企業。現場の声を聞いて改善を果たしていく中、作業着としての機能を有しつつ、誇りを持って仕事に取り組める衣類を追求して「ワークウェアスーツ」を開発したといいますから、「本気で作業できる」点に齟齬はありません。
それに前述の通り、大手百貨店やセレクトショップでの展開も拡大しており、さらに今後は協業する形で高機能生地「アルティメックス」商品の展開も検討しているとのこと。
「ワークウェアスーツ」の名を耳にする機会は、これからさらに増えそうです!
オアシススタイルウェア
03-6365-0492
https://www.workwearsuit.com/
取材・文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY・モノ)、横山博之(取材)
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