「カレー王国」無印良品の人気カレーを食べ比べ!
この数年、カレーはブームになっており、グルメ雑誌などでも季節を問わず特集が組まれ、人気店にはつねに行列ができています。そんなカレーブームの中、レトルトカレーも本格的なスパイスカレーが次々と登場しています。こうしたスパイスカレーブームの火付け役といわれているのが無印良品です。
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日用品から家具、家電など、圧倒的な品揃えを誇る無印良品のアイテムですが、中でも絶大な人気を誇っているのがレトルトカレーです。無印良品のレトルトカレーのラインナップは、30種類以上もあり、欧風カレーからインドカレー、タイカレーなどバリエーションも豊富。しかもスパイスにもこだわったその本格的な味わいは、高い評価を獲得しています。
ランキング上位の人気カレーを実食!
無印良品のカレーは、とても種類が多く、店頭でパッケージを見ても多すぎて迷ってしまうほど。そこで無印良品が2019年に行った人気投票をもとに、上位にランキングされたカレーを食べ比べてみました。
堂々の1位はバターチキンカレー
バターチキンカレーは2009年にはじめて登場し、2019年には発売10周年を迎えた定番アイテム。とはいえこの10年の間に、何度もブラッシュアップし不動の人気を誇ります。
トマトの酸味とバターのリッチなまろやかさがバランスよくマッチし、そこにピリッとしたスパイスも感じられます。食べるとほろほろになるほど柔らかい大きめチキンの存在感もあり、とても完成度が高いカレーです。誰が食べてもおいしいというまさに王者のカレーでしょう。
素材を生かしたカレー バターチキン 180g 350円(税込)
大きめの柔らかいチキンがごろごろ入った本格スパイスカレー。
トマトの酸味とバターのリッチな味わいが絶品。
また、2019年に発売10周年を記念して、発売当初のバターチキンカレーが数量限定で発売されました。発売当初のカレーはスパイスカレーよりは、欧風カレーに近い見た目と味です。これはこれでおいしいですが、食べ比べてみるとこの10年で確実に進化したことを感じさせます。
発売10周年を記念して数量限定で発売された複刻バターチキン。
現在のバターチキンよりも欧風カレーに近い。
これはこれでおいしいが、スパイスカレー感はいまのほうがより強かった。
2位は辛さも味も本格的なグリーンカレー
第2位は、本格的なタイの味が楽しめるグリーンカレー。青唐辛子やレモングラスの風味の利いた香り高いルーには、ふくろだけやタケノコも入っている本格派。辛さの中にほのかに感じるココナッツの甘さがこくのある味に仕上げています。辛さレベルは上から2番目なので、かなりの辛さを感じますが、グリーンカレーといえば無印というファンも多い逸品です。
素材を生かしたカレー グリーン 180g 350円(税込)
具材も風味も本格的なグリーンカレー。
青唐辛子とレモングラスの風味がきいていて、辛いけど絶品。
3位はごはんにもナンにもあうキーマカレー
ひき肉たっぷりのキーマカレーが3位になっています。しょうがやニンニクが利かせたひき肉をベースに、スパイスの味わいを利かせながらも辛すぎません。野菜の旨みとひき肉のこくで、ごはんにもナンにもあいます。アレンジメニューでカレードリアなどに使われることも多く、使い勝手のいい常備しておきたいカレーです。
素材を生かしたカレー キーマ 189g 290円(税込)。
しょうががきいたひき肉のコクとスパイスの香りが食欲をそそる。
ひき肉をベースにしながらも野菜の甘みで豊かな味わい。
食べる人を選ばない「辛くない」シリーズも増加中
インドカレーやタイカレーの味は好きだけど、辛いものが苦手という人も少なくありません。無印良品ではスパイスカレーの風味はそのまま残し、辛さをおさえたアイテムも増えています。辛いものが苦手な大人も、子どもでも楽しめます。
本格派の味わいそのままに辛くないグリーン
無印良品の傑作といわれているグリーンカレーですが、辛さのレベルも本格的でかなり辛い製品です。辛さが苦手な人でも食べられるように、辛さを感じさせずに、香りや具材などのおいしさのエッセンスをそのまま残したカレーです。辛さが苦手でも本場グリーンカレーの風味を楽しめます。
素材を生かした 辛くない グリーンカレー 180g 350円(税込)。
辛くないだけで、具材も豊富で本格的なグリーンカレー。
辛さもなくココナッツミルクのマイルドさもあって食べやすいグリーンカレーです。
辛くないのにスパイスの利いたキーマカレー
唐辛子を使っていないので辛くないものの、スパイスはきちんと利いていて本格的なインドカレーの味わいを楽しめます。ひき肉に加えて、ほうれん草ペーストと生クリームを加えていることで、こくがあり深みのある味です。まったく辛さを感じないので子どもでも安心して食べられます。
素材を生かした 辛くない ほうれん草のキーマカレー 180g 350円(税込)。
ほうれん草のペーストと生クリームでマイルドに仕上げたキーマカレー。
フルーツの甘みがおいしい国産りんごと野菜のカレー
辛さをおさえてりんごの自然な甘さがおいしい野菜カレー。甘口のカレーにありがちなしつこさがなく、さわやかな甘みです。ごろごろと入っているじゃがいもやにんじん、マッシュルームのほかに、コーンのぷちぷちとした感触がよく、子どもにも人気です。
素材を生かした 辛くない 国産りんごと野菜のカレー 180g 290円(税込)。
りんごと野菜をベースに自然な甘さがおいしい。
カレーと一緒に食べるナンやごはんも充実
無印良品にはインドカレーに欠かせないナンや、カレーに良くあうタイ米なども用意されています。ナンはフライパンでできるので、誰でも簡単にできますし、ごはんもレンジであたためるだけでOKのもので、白米、ジャスミン米、雑穀米などが用意されています。カレーの種類にあわせて使い分けて楽しめます。
スパイスカレーにぴったりのナンを自宅で
粉に水を入れ、こねてからフライパンで焼くだけで、本格的なナンが作れます。お店のナンのような形に成型するのはちょっと慣れが必要そうですが、なんとなく適当に作っても、味は本格的な表面パリッと中はふんわりのナンができました。キーマカレーやバターチキンカレーにぴったりです。
フライパンでつくる ナン 200g(4枚分)190円(税込)。
材料に水を加えて、こねて、フライパンで焼くだけでできた。
簡単にできたわりにはちゃんとナンになっていてカレーにぴったり。
さっぱりとしたジャスミン米はカレーに最適
粘りの少ないさっぱりとしたジャスミン米はカレーに最適です。グリーンカレーなどのタイカレーはもちろんですが、インド系のスパイスカレーや、欧風カレーにもあいます。
温めて食べるパックごはん ジャスミン米 180g 290円。
カレーにぴったりのジャスミン米の香りが食欲をそそります。
粘り気が少なくぱらっとしているのでカレーよくなじみます。
無印良品のレトルトカレーは、単に種類が豊富なだけでなく現地の味に学ぶことを大切にしています。インドカレーならインドに、タイカレーならタイにいって、現地の市場でその土地ならではのスパイスや食材などを研究してレシピを作り上げているそうです。カレー好きからも評価の高い無印良品のカレー、ぜひいろいろ試してみてください。
取材・文・撮影/栗山琢宏
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