安心&スマートなバイクライフのために選びたいファーストヘルメット4選
バイクに乗る際、兎にも角にも必須となるのがヘルメット。体むき出しで乗り、万が一のアクシデントの際、重要な頭を守ってくれるヘルメットはしっかりとしたものを選びたいもの。バイク初心者やリターンライダー等であればなおさら。特にスピードの出るスポーツバイクタイプに乗る人、または乗りたい人にオススメしたいのが、頭全てを覆い、守ってくれるフルフェイスタイプ。軽量で着脱も楽なオープンフェイスタイプのものもあるが、まず最初に手に入れるべきはこちら。多くのメーカーから様々なデザインのモデルが出ているが、今回はファーストヘルメットとして活躍してくれる機能的かつ見た目もスマートな最新のオンロードモデル向けのフルフェイスヘルメット4アイテムを選んでみました。
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クラシックスタイルの進化系ヘルメット
国内を代表するヘルメットメーカーであり、新規ライダーからベテランまで、幅広い層に支持されているのがショウエイ。そんなショウエイの先日発売されたばかりのモデルがこの「グラムスター」。これまで培ってきた技術をクラシカルなデザインに落とし込み、クラシックスタイルと機能性を両立させている。一見、シンプルなフォルムに見えるも、ネオクラシックシリーズのアイコンとなるダックテールシェイプやスマートなロアエアインテークなど、近年人気のネオクラシカルなバイクはもちろん、幅広いバイクとのマッチングに優れたスタイリッシュなヘルメットとなっている。
見た目も機能性もスマートが魅力!
特徴は、クラシックなオンロードフルフェイススタイルにマッチする、新設計のフラットシールドCPB-1Vの採用で、高いデザイン性とクリアな視界を実現。またシールドの固定方式に、ビス固定式を採用しているのもポイントで、クラシカルなデザインにマッチし、コインでビスを回し、簡単に調整が可能となっている。エアインテークもクラシックなスタイルを重視してこだわり、ブランドロゴ下の開閉式のフロントエアインテークや顎部分の両側に配置されたスリット上の常時開放型のロアインテークがシンプルながらもしっかりと走行風をヘルメット内部に取り込み、快適性をキープ。快適な被り心地を実現する内装は全て取り外すことができ、洗濯も可能。カラーはソリッドカラーのほか、さりげなくも主張するグラフィックモデルもラインナップしている。
SHOEI
Glamster
価格:¥43,000(税抜)
サイズ:S(55)/M(57)/L(59)/XL(61)/XXL(63)cm
カラー:オフホワイト、ブラック、マットブラック、バサルトグレー、ラグナブルー
グラフィックモデルも有 価格は¥51,000(税抜)
クールなフェイスに最先端の技術を搭載
信頼と実績を兼ね備え、世界の一線で戦うプロライダーたちの走りを支えている日本が世界に誇るヘルメットブランド、アライヘルメット。そんなアライヘルメットの中でも近年、若い世代のライダーたちの人気を得ているモデルがこちらの「ラパイドネオ」。美しさと衝撃をかわしやすさを兼ね備えた滑らかなフォルムに、アライならではの安全性はもちろん、先進の技術を駆使して快適性や機能性を追求し、仕上げられている。クラシカルなモデルにはもちろん、シンプルが故に幅広いモデルにもフィット。シンプルながらも精悍でクールな表情を見せてくれるのも魅力となっている。
ライダーに支持されるこだわりの安全性
衝撃をかわしやすい滑らかなフォルムの帽体に、その理想のフォルムを実現するために新たに開発されたシールドシステムの「VAS」を採用が大きな特徴。帽体の素材には、「PB-cLc2」と呼ばれるアライ独自のスーパーファイバーを新たに開発した樹脂で高度な技術を持つシェルエキスパートがハンドメイドでひとつひとつ作り上げ、万が一のアクシデントの際に頭を護る性能を高めている。その他、頭部にこもる熱気をヘルメット内の経路を通して排出させるエアフローライナ・ベンチレーションやラパイド伝承の3本スリットを受け継ぐクールなデザインのマウススリットには、自由に開閉できるインナーシャッターを備え、息苦しさを解消したり、シールドの曇りを軽減したりとライダーのコンディションによって調整をすることができるようになっている。
ARAI
RAPAIDE-NEO
価格:¥46,000(税抜)
サイズ:XS(54)/S(55-56)/M(57-58)/L(59-60)/XL(61-62)cm
カラー:ホワイト、モダングレー、レッド、フラットブラック
グラフィックモデルも有 価格は¥53,000(税抜)
快適性を追求し、走ることがより楽しくなる
プロライダーが使用するフルフェイスからストリート向けのヘルメットまで、コストパフォーマンスに優れ、個性的なモデルを多く展開しているKabuto。その中でも最初のヘルメットとして最適なのが「KAMUI-Ⅲ」。コンパクトでスタイリッシュなシェルデザインを採用、帽体のサイズを2サイズに分けることで、細やかなフィッティングとともに軽量かつコンパクト化を実現している。さらに、内装の快適なフィット感や操作しやすいベンチレーション、そして顎紐の着脱が簡単なマイクロラチェッバックルの採用等、ライダーの”あったらいいな”を追求し、作り上げられている。
カジュアルにスポーツライドを楽しむ
風の流れを意識したデザインのコンパクトで軽量なヘルメットには、快適機能が満載。シールドは、紫外線と赤外線をカットし、クリアな視界を保ったまま、ヘルメット内部への熱伝導を抑える「UV&IRカットシールド」を採用。また、内装はスムーズな着脱と頭全体をソフトに包み込むような心地よいフィット感を両立し、シールド交換をすることなく、日中の照り返しや日差しが強いシーンで優れた効果を発揮してくれる専用設計の大型インナーサンシェードも装備している。そして、ライド時にも操作がしやすい形状のベンチレーションがヘルメット内部に効率良く冷気を取り込み、快適性を促す換気を行ってくれる。さらには、近年、重要が高まっているインカムやカメラの取り付けを考慮した取付スペースを左右に設定しているのも嬉しい仕様となっている。
Kabuto
KAMUI-Ⅲ
価格:¥29,000(税抜)
サイズ:XS(54-55)/S(55-56)/M(57-58)/L(59-60)/XL(61-62)cm
カラー:パールホワイト、ブラックメタリック、フラットブラック、シャイニーレッド、クールガンメタ
グラフィックモデルも有 価格は¥32,000(税抜)
美しさを機能性を兼ね備えたイタリアンヘルメット
国内ヘルメットブランドが支持を集めている中、近年、若年層やストリートライドをメインとするライダーたちに人気の高いヘルメットブランドがイタリア生まれのAGV。レジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシが愛用するブランドとしても知られ、デザイン性と機能性を兼ね備えたAGVのヘルメット。国内ブランドと比べると価格帯は少々高めもその分、個性や満足感は十分に得られる。数あるラインナップの中でも「K1」は比較的リーズナブルでエントリーライダー向き。被ることで他とは一線を画すセンスも感じさせ、安心感とともに気分も上げてくれるヘルメットとなっている。
個性際立つシャープなルックス
特徴は、そのシャープで美しいエアロダイナミックフォルムにレーシング用に開発されたフロントのパンチング孔、そして空気抵抗を測る風洞で設計されたエアロスポイラー。これらが走行時の安定性をもたらし、快適なライドを実現してくれる。また、ベンチレーションは、前面に5箇所、背面に2箇所(排気)設けられ、ヘルメット内の環境を快適にキープ。バイザーは、最大で190°の広い視界を確保し、傷にも強く、開閉が楽なエクストラクイックリリースシステムも搭載している。そして内装には取り外しも可能な、柔らかく、通性に優れ、消毒処理を施しているドライコンフォート素材を採用。海外製品となるもアジアンフィットを採用しているので被り心地も問題はなく、国内モデルとは一味違った、個性豊かなグラフィックモデルも魅力となっている。
AGV
K1
価格:¥27,000(税抜)
サイズ:S(55-56)/M(57-58)/L(59-60)/XL(61-62)cm
カラー:ホワイト、ブラック、マットブラック
グラフィックモデルも有 価格は¥30,000(税抜)〜
フルフェイスヘルメットというと、少し仰々しく、値段も高価で、気軽に使うには抵抗がある人も多いが、実はバイクライフを楽しむには、安全&安心は必須。最近のモデルは、軽量で被り心地も良く、さらに”乗るぞ!”という気分にスイッチも入れてくれる。ファーストヘルメットには是非、快適なフルフェイスモデルを!
【問い合わせ】
SHOEI TEL.029-892-3617
ホームページ
https://www.shoei.com/products/helmet/fullface/glamster/
ARAI HELMET TEL.048-641-3825
ホームページ
https://www.arai.co.jp/jpn/fullface/rapide-neo_top.html
Kabuto TEL.06-6747-8031
ホームページ
https://www.ogkkabuto.co.jp/motorcycle/products/fullface/kamui3/kamui3.html
ユーロギア TEL.03-3527-3686
ホームページ
https://www.dainesejapan.com/category/agv
取材・文/安室淳一 写真提供/SHOEI、ARAI HELMET、Kabuto、EUROGEAR
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