今知りたい・知るべき時計を1本選び、その魅力を丁寧に解説するこの企画。今回はTRUME(トゥルーム)のL Collection Break Lineをご紹介します。
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アウトドアや旅で頼りになる自己発電時計
TRUME(トゥルーム) L Collection Break Line ¥88,000
時単独移動ができる時針で時差修正も容易。また日付の逆戻しも可能なので旅行に便利。裏面のガラスからローターやコイルを配したスイングジェネレータの機構が見える。2時位置のプッシュボタンを押すと、秒針の位置によって充電量が確認できる。計を動かすムーブメントは、機械式とクオ-ツに大別される。伝統的な機械式はゼンマイで動くが、クオーツ式の場合、電気でクオーツ(水晶振動子)を振動させ、時計の正確なリズムを律するようになっているので、電源が不可欠だ。そのため、電池もしくは太陽光などから得たエネルギーを充電式電池に蓄えて動力に用いるのが一般的だが、これらとは別の方式もある。すなわち、機械式ムーブメントではゼンマイを巻く役割を担う自動巻きローターを発電に応用し、それを充電した電力で時計を動かす仕組みだ。
こうした分野で技術の最先端をゆく日本のセイコーエプソンが独自のブラント「トゥルーム」で発表するこのアウトドアウォッチは、ローターによる自己発電時計の最新作だ。腕を振るとローターの回転で発電や蓄電が行われる方式は「スイングジェネレータ」と呼ばれ、フル充電で最大180日間駆動する。電池切れや光が得られない環境を心配せずに使えるので、アウトドアの場面で心強い。
さらに実用時計として秀逸なのは、時差のある海外で日本など別地域の時刻が同時にわかるGMT機能も備わる点だ。国内や海外を問わず、旅行やアウトドア活動に映えるスポーティで洗練されたデザインも見どころだ。
注目すべき“価値”あるポイント
単独移動ができる時針で時差修正も容易。また日付の逆戻しも可能なので旅行に便利。
裏面のガラスからローターやコイルを配したスイングジェネレータの機構が見える。
2時位置のプッシュボタンを押すと、秒針の位置によって充電量が確認できる。
2020年にデビューしたスイングジェネレータ搭載の新しいアウトドアウォッチは、直径45. 4㎜、10気圧のケースがチタン製で、GMT機能の24時間ベゼルにセラミックを使用。また立体感を強調した凝った仕上げの金属ダイヤルやカラーリングなど贅沢な造り。
お問い合わせ
トゥルームお客様相談室
電話番号:050-3155-8285
サイト:TRUME(トゥルーム)公式オンラインサイト
文/菅原 茂 撮影/小田昭二
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