2021年の日本文具大賞が決定! ISOTで気になる文具も見つけました!
「第32回 国際 文具・紙製品展-ISOT- 夏」にて、第30回 日本文具大賞2021が発表されました。本賞は文具の展示商談会・ISOTにて毎年発表される目玉企画で、今回は2020年7月17日以降に発表された文具の新製品・リニューアル製品の中から、「機能部門」「デザイン部門」にわけて優秀賞5品を選定。その中から、部門ごとにグランプリ1品を決定します。
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グランプリはISOTの初日に発表されるのが恒例行事。今年も初日に表彰式が行われました。今年の受賞製品を紹介するとともに、ISOTで見つけた気になる文具も紹介します!
日本文具大賞2021「機能部門」グランプリと優秀賞!
【機能部門・グランプリ】
ほぼ日
ほぼ日のアースボール
国境も国名もない宇宙から見たそのままの地球を地球儀に落とし込んだ一品。19種類のコンテンツが入ったアプリでスマホやタブレットをかざすと、地球の「今」や世界の様々な情報がARで飛び出します。
アースボールは手のひらサイズで、固定するスタンドはなく、置き台があるのみ。自分で位置を変えながらスマホをかざすと、アプリ上で様々な情報が見られます。文具であり知育遊具でありインテリアにもなるマルチなアイテム。
【機能部門・優秀賞】
ダイゴー
isshoni.ノートデスク
isshoni.ノートデスク厚口
リモートワークやオンライン会議の時、狭い机の上でパソコンの前に置ける横長のノート。2サイズ展開で、開いたときの横幅が、13インチと15インチのノートパソコンにぴったり。薄いタイプは方眼・リスト・横罫・デイリーの4種。厚口タイプは方眼とデイリーの2種、糸かがり製本で180度パタッと開くのも書きやすく◎。
横長タイプなので、デスクトップPCでも使えるのが長所。キーボードの前や後ろのスペースに置いて使えます。
【機能部門・優秀賞】
プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
宅配便の宛名を手軽に隠せる個人情報保護ローラースタンプと、段ボールを開梱できるオープナーがついた2WAY文具。搭載しているインクは、幅広いものに塗布できます。
上部に収納可能なオープナーが搭載し、下部にはローラー状のスタンプ。ころころ転がすだけで住所や宛名を塗りつぶせます。
【機能部門・優秀賞】
デザインフィル
XSコンパクトパンチ
世界最小クラスの2穴パンチ。本体を左右に開くだけで使えて、一度にコピー用紙5枚まで穴を開けられます。
使わないときはコンパクトサイズなのでペンケースに入れても邪魔にならず持ち運べます。
【機能部門・優秀賞】
ヤマト
アウトドアテープ
携帯に最適なカラフルな布粘着テープ。アウトドア、防災備品、旅行など幅広い用途に使えます。手で簡単に切ることができて油性ペンによる筆記も可能。
全8色のラインナップは、ほぼ蛍光色なので、いざというときに役立つカラーリング。芯がつぶれたスリムな形状も、ポケットに忍ばせるには最適です。
日本文具大賞2021「デザイン部門」グランプリと優秀賞!
【デザイン部門・グランプリ】
山口証券印刷
いろ色きもちきっぷ
国内に数台しかないといわれる硬券乗車券専用の印刷機で作った、本格仕様の「きっぷ型メッセージカード」。「ありがとう」「おめでとう」「自由記入」の3種類があり、各15枚セット。
メッセージカードやお礼状代わりに使えるほか、さりげなくどこかに挟んでおくのもよさそう。鉄道好きな人には特に喜ばれるはず!
【デザイン部門・優秀賞】
大栗紙工
Mahora
「紙からの反射がまぶしくて書きにくい」「いつのまにか書いている行が変わってしまう」など、発達障害当事者の声から生まれた、目にやさしいノート。光の反射を抑えた中紙、識別しやすい罫線、シンプルなデザインという特徴は、当事者だけでなく誰でも使いやすいのが魅力です。
中紙の異なる、レモンとラベンダーの2種類をラインナップ。レモンは太線と細線が交互に入る横罫で、1cmごとに印が入っており、タテ線も書きやすいのが特徴。ラベンダーは、あみかけの帯が8.5mm間隔で入っており、書いている行がわかりやすいほか、あみかけを気にせず自由に書くこともできます。
【デザイン部門・優秀賞】
セキセイ
ラポルタ スマタテペン
特徴的なくぼみにスマホをはさむと、スマホスタンドとして使えるペン。画面を操作するタッチペンにもなり、3通りの使い方ができます。
重さ8gと軽量でスリムなフォルムをしており、ノートなどにさしても違和感なく持ち運べるサイズです。
【デザイン部門・優秀賞】
コクヨ
鉛筆シャープ
デザインから使い心地まで鉛筆のようなシンプルさを目指したシャープペン。芯径は0.3、0.5、0.7、0.9、1.3mmの5種類をラインナップし、細い線から太い線まで用途や好みに応じて選べます。ノック部分のアイコンカラーで芯径が直感的に識別できるのもいいですね。
デザインはブラックとホワイトの2色。赤鉛筆のような赤芯もあり、人気です。
【デザイン部門・優秀賞】
タグステイショナリー
エッグンワークス
一般公募・投票により、1,000点ものアーティストの作品から選ばれた作品を表紙にデザインしたノートブック。
エッグンワークスとは、隠れた才能を見出し、世に出す、アーティストのためのプラットフォーム。
次クル文具はこれ!? ISOTで気になった文具たち
ここからは、ISOTの展示品の中から、気になった文具を紹介します!
ページベース
スライド式リングレスノート
文具業界初の金属クリップを使用したスライド式のリングレスノート。金属クリップが紙をはさみ、穴を開けずにバインダーのようにファイリング可能です。昨年A4サイズを発売し、今年A5サイズを新発売。ノートとしての使用はもちろん、クリアーファイルとして書類の持ち運びにも使えそう。
ノートの背の部分をひっぱるとクリップのロックが外れる仕組み。
マグエバー
マグプラス
2019年の日本文具大賞で優秀賞を受賞したマグサンドを大幅に改良した、マグネットフック。マグサンドとは、強力な2個の磁石で素材の表と裏からはさむことでガラスや木材など磁石がつかない素材にも取り付けて小物をひっかけられるマグネットフック。今回新発売したマグプラスは、磁石に吸盤を搭載し、吸着力・耐荷重がパワーアップしています。大きなフックはメガネやエコバッグなどをかけておけます。
スチール面なら、フックのパーツだけを使って取付も可能です。※耐荷重は貼り付ける素材面によって異なります。
スガイワールド
アニマルハグ
動物型のカッターがハグするようにマステに取り付き、マステを簡単にカットできます。使わないときはディスプレイになるキュートなデザインがいいですね。
新デザインとして、ハムスター、タイガー、コアラが仲間入り。他にも、クロネコ、モンキー、ベアー、シロネコ、シロウサギ、シロクマ、グレーネコ、グレーウサギ、ナマケモノがあります。
エポックケミカル
蛍光マーカー
ペン先を球状にすることで、狙った場所に点を打ちやすいほか、ペン先の角度や筆圧で線の太さを自在に変えられる蛍光マーカー。ジョイントで2本を一体化でき、2色を1本のように使えます。両端にペン先があるタイプよりも素早くペン先を変えられるのがメリット。
himekuri
卓上で使う日めくりふせんカレンダー。根強いファンを持つロングセラーに早くも2022年版が登場しています。グレーと白のシンプルなデザインや、毎週色が変わるポップなデザイン、動物モチーフなど多彩なデザインも魅力。写真はhimekuriねこ。
文・撮影/金山 靖 一部写真提供/リード エグジビション ジャパン
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