めっきりアウトドアが趣味の一環として定着している昨今。特にキャンプはブームと言っても過言ではないほど、のめり込む人が急増しています。そんなキャンプシーンで今、注目を浴びているのが新鋭アウトドアメーカーの『MAAGZ/マーグズ』。クラウドファウンディングサイトMakuakeにて目標達成率2508%を獲得した焚き火台「ラプカ」を始めとするキャンプギアやグッズを手掛けるメーカーなのですが、今季初となるアパレルをリリースしたとの情報をキャッチしたので早速チェックしてみました。
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アパレルライン「byMAAGZ」の一発目はこだわりの“日本製アロハ”!
アロハシャツ16,800円/ALOHA byMAAGZ
「edit & text」をコンセプトに、クラシックなアイテムやアウトドアウェアを編集し、あらゆるカルチャーが入り込む余白のある、着る人を選ばない洋服作りを目的としたアパレルライン「byMAAGZ」。本ラインのディレクターはインディーバンドSuper VHSのフロントマンであり、楽曲提供なども行うアーティスト入岡佑樹氏が担当しています。
機能性だけに特化したウェアでもなく、カルチャーだけに寄り添ったアパレルでもない、ちょうどいいバランス感覚で作り上げられたアロハシャツの世界観を生かすべく、キービジュアルには須田洋次郎(ミツメ)とCony Plankton(TAWINGS)という気鋭ミュージシャンの2名を起用しています。
また、ディレクター入岡氏のこだわりはシャツのクオリティやキービジュアルの世界観だけでなく、このアロハシャツのためだけに制作したルックムービーにも現れています。監督・音楽も自身で務め、本作の魅力を最大限に引き出した映像作品だけにこれもまた注目必須。ルックムービーをご覧になりたい方はMAAGZ公式ホームページからどうぞ!
実際にALOHA by MAGGZを着てみました!
昨今のファッションシーンでトレンドなだけに開襟シャツが気になる人も多いはず! 本作はクラシックなアロハシャツをベースにしているため、開襟タイプの今どきな顔立ちに設定されています。カラバリはナチュラルなアイボリーと、爽やかなネイビーをセレクト。いずれもプレーンで生地の風合いも楽しめ、幅広いスタイルとマッチしてくれます。
伝統的なアロハはシルクかレーヨンを生地に採用するのが主流ですが、今作ではリラックス感を出すためにレーヨンを採用。また、自宅で洗濯もできて縮みの少ないポリエステル混合にしているためとても実用的です。昨今のトレンドで多見する開襟シャツはコットンや化繊ボディが一般的なだけに、本格的な風合いを楽しむことができそうです。
サイズ感は今風なビッグシルエット! 全体的にただ大きいだけでは少し若者向けに感じやすいですが、こちらはビンテージアロハのパターンを参考に肩幅・身幅は広めながらも着丈は気持ち短めに設定されているので大人にこそ似合うフォルムになっています。サイズはS、M、Lの3サイズで展開しており、Sサイズはユニセックスなので女性も楽しむことができます。(筆者は身長180cm、Lサイズ着用)
機能面は90年代のアウトドアウェアから着想を得たディテールを採用しており、象徴的なのがアロハシャツではなかなか見られない“ベンチレーション”。アウトドアウェアに見られる内部の熱を逃がしてくれるアレですね。たっぷりの身頃と軽やかな生地感なので衣服内部は熱が籠りにくい作りではありますが、こういった意匠があるだけでアウトドアメーカーとしてのアイデンティティも感じられますね。
バックポケットの搭載もこれまた珍しい! 元来アロハシャツは胸ポケオンリーですから、さらにひとつポケットがあるだけで小物の棲み分けに便利なんです。また、胸ポケに小物を入れたときの着崩れが気になる人もこの一手が解消してくれます。カギやハンカチ、今のご時世だとマスクを入れるのにも重宝できますよ。
問い合わせ先:フロントビジョン 050-5534-6826
文/小林大甫
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