スズキが2月1日から開始したサブスクリプションサービス「スズキ定額マイカー7」が話題となっている。月々定額でクルマに乗ることができるサブスクリプションサービスは、頭金やまとまった初期費用が不要で新車を買うよりも負担が抑えられる上に所有による面倒もないこともあり、車の新しい乗り方として注目を集めているが、今回発表された「スズキ定額マイカー7」にはこれまでになかった魅力もあるようだ。
スズキの新車に気軽に乗れるサブスクリプションサービス
「スズキ定額マイカー7」は、車両代金・登録諸費用・車検時含む点検費用・オイル交換・各種税金・自動車保険などを7年間分まとめて、月々定額でクルマに乗ることができるサブスクリプションサービス。月々の支払いに任意保険の金額を含めたプランで、クルマを維持する費用が月々定額のため出費が分かりやすく、安心してクルマに乗れる。スズキのクルマこそ、もっと気軽に乗れるべきだ。
任意保険は年齢や等級に合わせて「サブスクフリート保険」と「リースカー専用保険」の2つを用意。
対象車種は、軽自動車の「スペーシア/ハスラー/ワゴンRスマイル/ラパン」と、登録車の「ソリオ」。ラパン以外は全方位モニター付きメモリーナビゲーションを装着、ラパンはバックアイカメラ付きディスプレイオーディオを装備する。
22歳の人がハスラーに乗って月額3万6630円
サブスクサービスでネックとなるのはクルマの買い替え。ライフスタイルの変化や好みにより、違うクルマが欲しくなることもある。そんな場合、通常は中途解約はできないが、「スズキ定額マイカー7」では5年(60か月)経過以降は、中途解約金(未経過リース料)免除でスズキの新車に乗り換えられる特約を付帯しているので、クルマの見直しをすることができる。しかも、返却される車両の原状回復費用も最大30万円まで免除される。
また、満了時は「乗り換え」「返却」「乗り続ける」の3つの選択肢から選べる。
しかし、なんといっても「スズキ定額マイカー7」の魅力は、車両代金・登録諸費用・車検時含む点検費用・オイル交換・各種税金、さらには自動車保険までもを「7年間分」まとめて、それを月々定額とすることで料金を低く抑えたこと。
たとえば、22歳の人が初めてのマイカーとして「ハスラー HYBRID X」を利用する場合、7年・84回払い(サブスクフリート保険で加入の場合)で、月額3万6630円(7年の支払総額は307万6920円)となる。支払額には、車両代(付属品含む)、初期費用(税金・諸費用)、登録後にかかる費用(メンテナンス・税金・自動車保険など)、分割払手数料等が含まれている。
保険料が高くなりがちでクルマ所有にためらっている若者、気軽に新車に乗りたい方、ライフスタイルが変わる可能性のあるユーザーなどにとっても、魅力的なサービスと言えそうだ。
「スズキ定額マイカー7」
・対象車種 :スペーシア、ハスラー、ワゴンR スマイル、ラパン、ソリオ (ラパン以外は全方位モニター付きメモリーナビゲーション装着車。ラパンはバックアイカメラ付きディスプレイオーディオ装着車
・対象者:個人ユーザー(法人名義、個人事業主は不可)※申込時75歳まで
・装備品:フロアマット、ドアバイザー、ETC車載器
文/近藤暁史 写真提供/スズキ
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする