オートバイともスクーターとも異なる個性的なスタイリングと独自の技術によって安定感のあるコーナリングと上質な走りを実現した車両、それがヤマハのマルチホイールモデル「トリシティ」シリーズ。フロント二輪構造を特徴としたオートマチック・シティ・コミューターは、これまで二輪車には興味がなかった人をはじめ、小回りが効くコミューターを求める四輪ユーザー、そして新たな楽しさを求める人たちに向けて開発された車両であり、発売以来、その先進的なルックスと快適な走りに魅了される人が増え、街中でもだいぶ見かけるようになってきている。
現在トリシティシリーズは、125cc(第一弾)、155cc(第二弾)、300cc(第三弾)の3モデルが展開されているが、今回は新たにモデルチェンジが行われた125ccと155ccモデルをご紹介。乗り心地アップ&新機能搭載でさらに移動を快適かつ楽しいものにしてくれるスマートなコミューターとなっている。
新たなフレームと快適な走りを生み出す足まわり
新たに採用されたフレームは強度・剛性バランスを最適化し、縦剛性、ねじり剛性を強化しつつ、適度な“しなり”を確保している。エンジン搭載位置などのバランスを整え、上質感のある自然なハンドリングや優れた直進安定性、そして快適な乗り心地を支えてくれる。また大型スポーツタイプのLMWモデルで実績のある“LMWアッカーマン・ジオメトリ”を新たに専用設計して採用。フロントサスペンション周りとのバランスを整え、自然な操縦性と接地感を実現、快適な乗り心地をもたらすとともに押し歩きもスムーズとなっている。さらにホイールベースを延長したことに伴いリアサスペンションはショックアブソーバーの全長を延長。バネレート及び減衰力を最適化したことで、上質かつ落ち着いた走りを発揮してくれる。
楽しい走りと優れた環境性能を備えるエンジン
先進的なデザインのボディに搭載されるのは、高燃焼率、ロス低減、冷却性の3点をポイントとして開発をおこない、走りの楽しさと燃費・環境性能を両立させた125cc&155ccの水冷単気筒エンジン“ブルーコアエンジン”。エンジンは軽量・コンパクト化がおこなわれ、静かで振動の少ないエンジン始動を可能とする「スマートモータージェネレーター」や信号待ちなどで停車した際、自動的にアイドリングをストップさせて無駄な燃料消費を抑える「ストップ&スマートシステム」も搭載されている。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
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