2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標・SDGs。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成されており、2030年が達成年限とされておます。これからも、ステキなモノと出会うために。今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスに注目しました。
サーキュラークラフト×Z世代コミュニティが生み出す美しいものづくり
今回ご紹介するのは、COACH(コーチ)の「コーチトピア ループ キルテッド ウェイビー バックパック」です。ファッションシーンのリーダーとして業界を牽引していくには、サステナブルなスタイルを重要視する新しい世代へのコミットメントも重要。コーチではサーキュラークラフト(循環型なものづくり)とコラボレーティブなクリエイティビティに焦点を当てた新しいブランド、コーチトピアを2023年にスタートさせ、日本でも同年秋からのローンチを実現させました。
新たな素材の生産と廃棄物の排出の両方をなくした循環型エコシステムの実現を目指し、「メイド・サーキュラー」というデザイン哲学を提唱。生地に100%リサイクルポリエステルを使った「コーチトピアループキルテッドウェイビーバックパック」のように、再生資材や廃材を有効活用し、かつリメイクできるアイテムを展開しています。
さらには多様で刺激的なZ世代からなる「ベータ・コミュニティ」を立ち上げ、彼らからの意見やアイデアを製品開発やプロジェクトに生かすという取り組みも行っているそう。コーチが考える“未来のファッション”が凝縮された、コーチトピア。その理念に触れることで、ファッションを愛する私たちが目指すべきひとつの道が見えてくるはずです。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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