英国のジャガー・ランドローバー(JLR)は、エネルギー貯蔵システムの開発を手がけるスタートアップ企業「Allye Energy」と提携し、使用済みバッテリーを使用した革新的なバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を開発したと発表した。それはどういったものなのか、その詳細を見ていこう。
使用済みバッテリーを専用ラックに差し込むだけ
EVに搭載される高性能リチウムイオンバッテリーは、EVでの要件を下回った低エネルギー状態でも通常70〜80%の容量が残っていると言われる。
そのため、このバッテリーの再利用がEV普及のひとつの課題とされてきたが、ジャガー・ランドローバーでは車両から取り外したバッテリーを一切の加工を行うことなく、カスタマイズされたラックに差し込むだけで使用することができる安全なエネルギー貯蔵システムを開発に成功したという。
この使用済みバッテリーを利用したエネルギー貯蔵システムは、ジャガー・ランドローバーの充電システムに対応しており、充電プラグを接続するだけで充電を開始。さらにマルチ給電コネクターにも対応し、オフグリッドサイトで再生可能エネルギーを充電することも可能となっている。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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