【2400台受注の衝撃】伝説のデートカーが復活!新型「ホンダ プレリュード」の凄さを徹底解剖『小沢コージの遊べるクルマ』
執筆者: 自動車ジャーナリスト/小沢コージ

MonoMax本誌で好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」。 今回は、自動車ジャーナリストの小沢コージさんが「王道スタイリッシュクーペで足はタイプR! これでモテなきゃウソ!!」 と評する「ホンダ プレリュード」を取り上げます。
奇跡のデートカーが24年ぶりに復活! バブル期に一世風靡し、若者の憧れとなった2ドアクーペのホンダ プレリュード。今回3ドア化したとはいえいまどきスタイルと走りのよさが売りだなんて……ちょっと斬新すぎるかも!そんな新型プレリュードの全貌を小沢氏の視点から徹底解剖します。
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復活デートカーをどう乗りこなそう?
とんでもないことが起きました。30年以上前のバブル期に一世風靡したデートカー、ホンダ プレリュードが突如復活したのです。今やクルマはスペースユーティリティ第一主義。ボディは背が高くて中も広いミニバンスタイルが受け、ドアは最低でも4枚、それも便利なスライドドアが人気の時代。それに逆行する背が低くて、大人2人と子ども2人ほどしか乗れない3ドアクーペが生まれるなんて。
そこにはホンダの明確な狙いがあります。かつてはF1レースやスポーツカーの印象が強い同社でしたが、最近ではN-BOXやステップワゴンなどミニバンのイメージに。かつてのトンガリイメージを取り戻したいのと若いクルマ好き層の活性化です。
最近小沢も実感していますが若いクルマ好きは意外に多く、古いセダンやクーペに乗っていたりします。要するに新しいクーペが少ないのです。しかもお高い。そこで生まれたのがクルマ好きの子どもと親に乗ってもらう「親子のスポーツカー」コンセプト。2人でシェアすれば今の高価格も問題ナシです。
ベースは現行ハイブリッドハッチバックのシビックe:HEV。全長を4.5cm、全高を6cm縮めて、全幅を8cmも拡大してグラマラスなクーペスタイルに仕上げました。同時にホイールベースは13cm短縮させて、走り味は全く違います。加えてフロントにはシビック タイプR同様のデュアルアクシスストラットサスペンションや可変ダンパー、強力なブレンボブレーキを装着。
パワートレインはシビック譲りの2L e:HEVで、モーターのピークパワー&トルクは184PS&315Nmと変わりませんが、プレリュード独自のS+シフトを搭載。ほぼ発電機として使う2Lエンジンを車速に連動させることで、マニュアルシフト付きのエンジンスポーツカーのようなサウンドが味わえるのです。
走りは上質なスポーツカーでモード燃費はリッター20km以上。かつてない親子スポーツデートカーの誕生なのです。
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この記事を書いた人
自動車ジャーナリスト小沢コージ
愛情あふれる独自の視点でクルマを語るバラエティ自動車ジャーナリスト。雑誌を中心にWebなどにも多数寄稿。2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。
X:@KOJICHU
Website:https://www.youtube.com/@KozziTV
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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