【集中連載】今語りたい名車 Car No.1 BMW i3
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが毎号1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
このたび、当連載がめでたく25回を迎えます。
そこで、これまで当連載で扱ってきた名車を本ブログにて1台ずつご紹介。
第1回の名車はBMW i3です。
剛性も高く走りもスポーティ
乗り味はまさにBMWそのもの
i3はまさに“攻め”の電気自動車!
i3は、BMWがゼロから専用開発した電気自動車。
自動車メーカーが本格的に量産する電気自動車としては、日産リーフに続く2例目となる。
車体の構造もまったく新しく、床下にリチウムイオンバッテリーを敷き詰めたアルミ製の土台と、一部のスーパーカーを除く量産車としては世界初のカーボンファイバー製ボディセルを組み合わせたものだ。
電気モーターは125kW(170ps)の最高出力と250Nm(25.5kgm)の最大トルクを発揮。
車両重量1260kgというEVとしては軽い車体を、0-100km/h加速7.2秒で加速させる。
航続距離はJC08モードで229kmで、ピュアEVのほかに発電用2気筒647ccエンジンを搭載したレンジエクステンダーモデルも用意されている。
価格は499~546万円。
●ここにも注目!
室内は、床下にバッテリーを敷き詰めていることもあり、広々とした感じはさほど強くない。
しかし各部のクオリティはとてもBMWらしいもの。
EVゆえシフトはなく2ペダルであるが、ブレーキペダルをあまり必要としないと思えるほど回生ブレーキの効きがいい。
取材・文/嶋田智之 撮影/池之平昌信
(本文の内容は2014年時点のもの)
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