卓球・平野美宇選手の睡眠をサポートするプロが寝具選びのコツを伝授！　快眠に導く枕&マットレス。

　コロナ禍で生活のリズムが変化したことにより、睡眠を上手にとれない人が増えている。「主な理由は、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまっているから」と話すのは、スリープトレーナーのヒラノマリさん（以下同）。

スリープトレーナー／ヒラノマリさん

大学卒業後、大手インテリア会社に就職。2017年より日本で唯一のアスリート専門の睡眠分野のパーソナルトレーナーとして活動。卓球の平野美宇選手をはじめ、プロ野球選手やリーガーなど数多くのプロアスリートを担当する。

　自律神経は、日光を浴びたり、運動をすることでバランスよくスイッチングできるが、自宅にいる時間が増え、外出の機会が減ったことや、テレワークの普及により、“オン（交感神経）とオフ（副交感神経）”の切り替えがうまくいかないことで、睡眠の質が低下しているのだ。「特に男性は30代以降で副交感神経の働きが低下していきます。したがって、日中のパフォーマンスを維持するためにも、いまこそ睡眠環境を見直すべきです」。

　なかでも、睡眠環境の基本となる枕とマットレスを吟味することが大事。「いちばんのポイントは、枕とマットレスは単体ではなくセットで買い替えること。まずは自分の体に合ったマットレスを選び、次にそのマットレスに寝たときにフィットする高さの枕を選ぶという手順が理想です」。

フィットする高さを知ることがポイント！　枕の選び方

「枕が合わないと、肩や首周辺の筋肉が疲労するだけなく、いびきの原因にも。そのため、まずは自分に合った“枕の高さ”を知ること。理想は仰向けになったときに首の骨と背骨本来のカーブを自然に保てる高さです。ガッチリ体型の人は高め、スリム体型の人は低めになる場合が多いですが、まずはバスタオルで枕を作って、自分に合う高さを調整してみましょう」

西川／［エアー4DX］ピロー Low

“柔軟性と弾力性を併せ持つ、ハイブリッドな４層構造”

頭部を包み込むような心地よいホールド感と、ほどよい反発力でスムーズな寝返りをサポート。枕の側地内部に、高さ調節用ウレタンシートが内蔵されており、１㎝単位で最大３㎝まで高さ調節可能。先進の４層構造により、通気性、しなやかさ、温度上昇の抑制、安定感のすべてをフォローする。

サイズ（約）：W62×D38×H11㎝　¥30,800
問：西川　TEL：0120-36-8161

airweave （エアウィーヴ）／エアウィーヴピロー S-LINE

“通常の枕より幅が広めで、寝返り時の動きをサポート”

仰向けでも横向きでも、理想的な頭の高さをキープできる構造。適度な反発力で寝返りをサポート。中材に90％が空気であるエアファイバー®を採用。通気性に優れ、内部に湿気がこもらない。中に入っている複数枚のシートコアを抜き差しすることで、ピロー全体の高さを５㎜単位で調整できる。

サイズ（約）：W66×D40×H7～11㎝　¥21,780
問：エアウィーヴカスタマーセンター　TEL：0120-824-811

True Sleeper（トゥルースリーパー）／セブンスピローウルトラフィット（シングル）

“頭から背中まで7つの部位を支える大型枕”

頭から背中まで支える大きなサイズに加え、角度や太さが異なる12本の沈み込みスリットで、横向き寝の体圧分散性が向上。もちろん仰向け寝のフィット感も抜群で、睡眠中の首・肩の負担を軽減してくれる。

サイズ（約）：W90×D68×H最大10㎝　¥16,800
問：ショップジャパン受付センター ☎︎0120-549-096

自分のボディラインが維持できているかチェック！　マットレスの選び方

「理想の寝姿勢が維持できるものを選びましょう。理想の寝姿勢とは立った際の背骨のＳ字ラインを維持している状態のことをいいます。自分の体の形や重さを知り、沈み込み過ぎず浮き過ぎない適度な硬さを探してください。そのためには、さまざまなブランドの商品が集まっているマットレス専門ショールームに行き、実際に試してみるのがおすすめです」

koala（コアラ）／ New コアラマットレス