ニュースや街中でも走る機会が増えてきたEV(電気自動車)。ガソリンとバッテリーを積むハイブリッドだけでなく、バッテリーのみを動力源にしてモーターで走る純粋な電気自動車をBEV(ベブ=バッテリー・エレクトリック・ビークル)と呼ぶのもずいぶんと浸透してきました。販売されているモデルが増え、魅力的なモデルも多数出てきています。
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そこで今回は、購入の選択肢としてぜひおすすめしたいEVをベスト10形式でご紹介!
10位 フィアット500e
価格:4,500,000円~ 問:CIAO FIAT TEL:0120-404-053
未だに人気が衰えないフィアット チンクエチェント(500)の兄弟分となるBEVがチンクエチェントイー(500e)。
可愛らしさはそのままですが、全体のデザインやサイズも含めて従来からのチンクエチェントとはまったくの別物。それゆえ、BEVになっても破綻はなし!
乗っている人、見ている人、すべてがホンワカさせられるゆるキャラ的BEVとして唯一無二の存在です。
9位 マツダ MX-30 EV MODEL
価格:4,510,000円~ 問:マツダコールセンター TEL:0120-386-919
ガソリンやディーゼルエンジンにこだわるマツダから登場して驚いたのが、クーペSUVのMX-30に設定されたEV。ガソリンモデルをベースにしていることから、オーソドックスな性能ではありますが、スタイルを楽しむBEVという点で見ると間違いなく購入を検討すべき1台です。
走行モードの切り替えをステアリング裏のパドルで即座にできるので常に効率のいい走りができます。発電用のロータリーエンジンを搭載したPHEVの登場も予定されているのでこちらにも注目です。
8位 メルセデスベンツ EQシリーズ
価格:7,333,000円~(EQA) 問:メルセデスコール TEL:0120-190-610
当然国産メーカーだけでなく海外メーカー勢も攻勢を強めているEV市場。欧州のプレミアムブランドが続々とBEVを登場させているだけでなく、韓国のヒョンデもIONIQ5というBEVで日本へ再上陸しています。
そんな海外勢のなかでも目が離せないのはやはりメルセデス ベンツのBEV専用新シリーズEQでしょう。
EQA、EQB、EQCの3モデルが登場していて、性能もさることながら未来感の演出が半端ないんです!
7位 日産リーフ
価格:3,709,200円~ 問:日産自動車株式会社 お客さま相談室 TEL:0120-315-232
日本だけでなく、世界的なBEVの先駆車といえばこちらの日産リーフ。2010年に初代が登場して以来、世界中で累計販売台数50万台を突破しています。
2代目となる現行型はBEVとして着実に進化していて、バッテリー容量は40kWhと60kWhの2種類を用意。それぞれ一充電あたりの走行距離は322kmと450km(WLTCモード)を達成しています。
下り坂やカーブなど様々な場面でクルマが運転をアシストするプロパイロットなど、先進技術が充実しているという点でもオススメしたい1台です。
6位 テスラ モデル3
価格:5,964,000円~ 問:テスラ ジャパン TEL:0120-966-774
BEVの黒船として日本でも大ヒットとなっているのがテスラ。その中核モデルであるコンパクトセダンがモデル3です。BEVとして高性能なのはもちろん、自動運転も見据えた装備も人気のひとつ。
エアコンなどの操作は巨大なタブレット状のモニターで行ったり、システムのアップデートは通信で行うなど、今までの常識を破っているところもポイントでしょう。ちなみに購入もネットから!
クルマというよりは移動ツール的な位置づけで、リーフを意識した(?)大胆な値下げも話題になりました。
5位 ホンダe
価格:4,510,000円~ 問:Honda お客様相談センター TEL:0120-112010
N-ONEの可愛らしさをうまく取り入れたコンパクトBEVがホンダeです。
RR(リヤモーター・リヤ駆動)とした走りは俊敏で、ホンダらしさにあふれたもの。デジタルサイドミラーなどの先進装備に注目で、安全装備もホンダセンシングを採用して充実しています。
航続距離は最大283km(WLTCモード)と申し分ない性能を確保。ネックがあるとすれば約450万円からという価格でしょうか。
4位 日産 アリア
価格:5,390,000円~ 問:日産自動車株式会社 お客さま相談室 TEL:0120-315-232
サクラ同様に2019年の東京モーターショーで「日産 アリア コンセプト」として発表されたコンセプトカーの市販モデルがこちら。当初より市販が明言され、今年に入ってついにデビュー!
デザインだけでなく室内はBEVのメリットを活かして広々。なかでも注目は運転席まわりで、シンプルで未来感あるデザインは今までに見たことがないもの。
FFのみで先行発売され、本丸である高性能な電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」搭載グレードは現時点で未発売となっているのは少々残念なところです。
3位 スバル ソルテラ
価格:5,940,000円~ 問:SUBARU お客様センター TEL:0120-052215
トヨタ bZ4Xと兄弟車になるのがスバルのソルテラです。中身は同じでデザインだけ変えたと思いきや、バドルシフトを装備していたり、足まわりのセッティングなど細かいところがけっこう違っていて、AWDではスバルらしいスポーティな走りも楽しむことができます。
販売方法も大きく異なっていて、bZ4XはサブスクのKINTOのみですがソルテラはディーラーでの販売となります。
2位 トヨタ bZ4X(ビージィーフォーエックス)
価格:77,990円 *月額利用料(1~4年目)東京都補助金+CEV補助金適用の場合 問:トヨタ自動車株式会社 お客様相談センター TEL:0800-700-7700
CMでも見るように、これまで消極的だったトヨタが一気にBEV路線へと転換! その先陣を切ったのがSUVスタイルのbZ4Xです。
モーターやバッテリーの搭載方法などはグループ会社の協力を得たこれまでにないもの。パワフルなのはもちろん、小型にまとめられているのでその分、車内スペースの拡大にも貢献しています。
今年の末ぐらいにはbZ4XをベースにしたレクサスRZも登場する予定! こちらも楽しみです。
1位 日産 サクラ/三菱 eK クロス EV
価格:2,399,100円~ 問:日産自動車株式会社 お客さま相談室 TEL:0120-315-232
2019年の東京モーターショーで「IMk Concept」として発表されて、市販化が待望されていた軽規格BEVのサクラ。デイズをベースにBEV化しているとはいえ、フロントマスクや車内の作りなどはミニアリアといった感じで未来感たっぷりです。
価格:2,398,000円~ 問:三菱自動車 お客様相談センター TEL:0120-324-860
三菱と共同開発されたもので、三菱版はeK クロス EVとなります。こちらはタフさを全面に出していて、イメージがまったく異なるのが面白いところ。
一充電での走行距離は180㎞と驚くほどではありませんが、近距離コミューターとしてはそれで十分。短距離特化というBEVの新しい存在意義もここにあります。
補助金を入れると、購入価格が今までの軽自働車とあまり変わらないのもうれしい点です。
いかがでしたか? これからも続々とニューモデルが登場予定のEVに注目です!
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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