日本は地震や火山噴火など自然災害が多い国。
加えて、近年は豪雨、洪水、土砂災害なども急増しており、防災への意識はより高まり、発災時のための備えも重要視されるようになっています。
とはいえ、一般的には防災グッズの知識はまだまだ低く、何を揃えればいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで、お笑い芸人で防災士の資格も持つ赤プルさんに、毎回おすすめの防災グッズを紹介してもらいます! まずは赤プルさんからご挨拶です!
赤プルさん
「こんにちは。お片付け防災芸人(自称)の赤プルです。
私は2015年9月、関東東北豪雨で地元が被災したことをきっかけに防災士の資格を取得しました。
この災害では姉家族が逃げ遅れて救助を受けました。
今は芸人としての活動と並行して、防災の大切さを知ってもらうさまざまな活動を行っています。
さて、私は防災士になってから個人的に取り組んだことが3つあります。
①家具転倒防止、②食料備蓄、③防災ポーチ作りです。今回は③の防災ポーチを紹介します。
防災ポーチとは、いつ起こるかわからない災害に備えて毎日持ち歩く防災グッズです。
本来は災害を想定し、自分には何が必要かを考えて(必要なものが人それぞれ違うので)、自分で作るのがベストだと思います。
正直、『防災』と聞くと身構えてしまい、腰が重くなりがちですよね。
でも、最初からセットになっているものであれば、手軽ですし安心感があります。
今、防災はものを備えるだけでなく知識を備えることが大事と言われていますが、これから紹介する3点は商品の使い方をチェックすることで防災の知識も備えられて、最初の防災グッズとしてピッタリです!
順に紹介していきましょう。」(赤プルさん)
CONTENTS
「ユニクロの40周年感謝祭」冬支度を加速させる“暖かい”ダウンパーカ、ヒートテックがお買い得価格に!初期ロゴが懐かしい周年アイテムも見逃せない
時東ぁみさんが監修! コロナ禍をふまえたラインナップ!
mlitB×MT-NET
時東ぁみ監修 防災ポーチ
¥6,600(税込み)
問い合わせ:防災専門店MT-NET 03-6228-6426
やはり防災士の資格を持つタレントの、時東ぁみさん自身が厳選した防災グッズセット。
携帯トイレ×2回分、除菌ジェル×3回分、アルミシート、マスク×3枚、GUMデンタルリンス、ウェットティッシュ20枚入、カイロ、えいようかん、ミニライト&ホイッスル、絆創膏×3枚、荷物やゴミを入れる便利バッグ、チャック袋、時東ぁみさん監修の防災手帳&ボールペンのセット。
エコバッグ付きポーチに収納して持ち運べる。
エコバッグを広げるとポーチが中に入る形状になっており、普段の買い物でも防災ポーチを持ち運べて、防災ポーチを手に取る習慣ができやすい。
「防災士の資格を持つ時東ぁみさん監修の防災ポーチ。中身の充実度はさすがです!
重さは推奨されている500g以内。
中身はコロナ禍をふまえ、マスクや除菌シート、ジェル、マウスケアまで入っています。
除菌ジェルは3回分、トイレも2回分あるのは嬉しいポイント。
コンパクト化された防災ポーチでは1回分しか入っていない場合が多いんですよ。
私自身は、防災ポーチは“帰宅困難な状況で、家以外で一晩を過ごすもの”という想定です。
私は携帯用トイレは持ち歩きたいと思っているので、その点でも内容が充実しています」(赤プルさん)
帰宅困難な人も想定したセット「いつものもしも持ち出しセット」が役立ちそう!
無印良品
いつものもしも持ち出しセット
¥3,990(税込み)
問い合わせ:無印良品 銀座 03-3538-1311
不織布マスク、携帯用救急絆、除菌シート、EVAケース・ファスナー付、コンパクトヘッドライト、耳栓・ケース付、大判ボディシート、撥水サコッシュ、エマージェンシーシート、いつものもしもハンカチ、いつものもしもメモのセット。
撥水サコッシュに全部入れて持ち運べるほか、セットのパッケージ自体も、もしものときに簡易的に濡らしたくないものを収納する袋として使える。
「このセットは、家から避難するときはもちろん、帰宅困難になったときの避難も想定されているように思います。
この中で私が特にいいなと思ったのは「いつものもしもハンカチ」です。
いざというとき、ハンカチが風呂敷や包帯になったり、ほかの用途でも使えることがハンカチにデザインとして描かれているんです。
災害時、どんな状況におかれるかは予想できないため、臨機応変に対応できることが人にもモノにも必要となってくるのではないかと思います。
シンプルで日常に溶け込みやすいデザインインは持ち歩きやすいと思います」(赤プルさん)
ウォーターボトルに防災グッズを入れる! アウトドアに持っていくのにも便利!
エピオス
防災ボトル7点セット
¥979(税込み)
問い合わせ:エピオス http://epios.jp/
ウォーターボトル、カラビナ、防災の心得、レインコート、軍手、COBライト、ホイッスルのセット。
ウォーターボトルに入れて収納・携帯できる。
φ7.6×H18cmのコンパクトなサイズは引き出しや車のダッシュボードにも入り、バックパックにぶら下げても邪魔になりにくく、携帯性高し。
「防災グッズ6種が入るケース自体がウォーターボトルとして使える、計7点のユニークなセット。
セット内容はサバイバルよりですが、例えばアウトドアを楽しんでいるときに災害に遭遇した際、役に立つと思います。
カラビナでバッグにぶらさげておけるのは安心感がありますね。
特にホイッスルは助けを呼ぶ道具ですが、持っていてもバッグの中に入れていたら、とっさのときに手が届かないということもありますし。
ボトルが透明で中が見えるので、中身の管理がしやすいのもいいと思います。
防災知識が身についたらカスタマイズしやすそうですよね」(赤プルさん)
おわりに
「現在私は、災害での逃げ遅れを防ぐため1人1人が事前に発災時の行動計画を決めておく『マイ・タイムライン』という防災活動を普及する活動も行っています。
マイ・タイムラインを決めるときは、ご自身が住んでいる市区町村にはどんな水害リスクがあり、どんな防災情報を発信しているかを知り、避難行動のときどんな課題があって、どう動けばいいかを考える必要があるため、防災意識を高めることにも繋がります。
ちなみにマイ・タイムラインは、私が防災士の資格を取得するきっかけとなった2015年9月の関東東北豪雨の発生を受けて考案されたものです」
お笑い芸人(防災士)
赤プルさん
芸人としてテレビや舞台などで活躍するのと並行して、防災士として講演やイベント、メディア出演もこなす。整理収納アドバイザーの資格も持ち、お片付けコンサルタントとしても活動していることから、お片付け防災芸人を自称している。
Twitter @akaplu /Instagram puluco_a
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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