1989年登場の「エアチェンバーシステム」を初採用した「ザ・ポンプ」やハイテクスニーカーの「インスタポンプフューリー」など、歴史に名を残す名作を有する「リーボック」。その歴史は1世紀以上さかのぼり、1900年。イギリスで前身となる「J・W・フォスター社」が誕生しました。オリンピック出場選手のための機能性の高いシューズを手掛け、世界に名を知らしめます。1958年に社名を「リーボック」に変更。その後は陸上競技用のシューズだけでなく、スポーツ用品の製造も行いブランドとしての地位を築きました。
そして1990年代。ハイテクスニーカーブームを牽引した「ナイキ」の「エアマックス95」と、肩を並べていたのが「リーボック」の「インスタポンプフューリー」です。そうです! ビョークが某雑誌の表紙で履いていた鮮やかな蛍光色のスニーカーですね。
じつは過去に、「アベイシングエイプ®」と「ミタスニーカーズ」はこの「インスタポンプフューリー」でもコラボレーションモデルを打ち出しているんです。
「リーボックの名作を大胆アレンジ」注目必至!ウインターミュールになった“インスタポンプフューリー ”をスニーカー系ライターが試し履きレポート
で、今回紹介するのは「ベンチレーター」。1990年に発表したモデルで「リーボック」が誇る名機のなかでも圧倒的な人気を誇ります。
■テーマはより軽量&より速く走れるプロダクト
このモデルは、ランニングの1万メートル記録保持者だったエド・アイストーン氏とアルトゥーロ・バリオス氏を共同開発者に迎えテーマを追求して作られたランニングシューズです。
日本語にすると“送風機”という名称の通り、サイドに搭載したウィンドウメッシュが高い通気性を確保。そもそも通気性がシューズのテクノロジーとして認識されていなかった当時は、斬新で高機能のランニングシューズとして存在感を示しました。
■着地から蹴り出しの安定性を高めスムーズな足運びを実現
また、高性能素材を開発していた「HEXCEL社」と「リーボック」が共同開発した、軽量衝撃吸収素材「ヘキサライト」を採用したクッショニング。そして、土踏まずにあたるアーチ部分には、耐久性の高い「熱可塑性ポリウレタンエラストマー」を搭載しているため、抜群の安定性を備えています。
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