プリウス以外のモデルも顔つきが変化
ここでほかのモデルにも言及すると、このころのトヨタ車はすべからくデビルマン顔。2代目「シエンタ」なんて、もろデビルマンの完コピと言ってもいいほど似ている。
しかも初代「シエンタ」の、あのまん丸なつぶらな瞳からの変化は「一体なにがあったんだ?」と肩を抱きながら相談に乗ってやりたくなるほど。
世界最先端のハイブリッドカーになるというのは、悪魔のチカラを身につけることなのだろうかと心配するほど。
しかしここにきて、トヨタに大きな変化が起こったのだ。
3代目「シエンタ」が登場すると、その表情を見て驚いた。近年のトヨタの系譜である悪魔顔から、急に優しい顔へと変化していたのだ。
これはトヨタ顔ではない。3代目「シエンタ」が登場したときはそう思ったのだが……。
「プリウス」最新モデルが世界初公開!
5代目「プリウス」となる最新モデルが世界初公開となった。
この新型「プリウス」もトヨタ顔ではない。いやデビルマン顔こそ、もはやトヨタ顔ではないのかもしれない。新しい時代の幕開けを予感させる表情に一変したのだ。
ここで改めて、新型「プリウス」の情報をお伝えする。初代「プリウス」誕生から25年間。これまでのグローバル累計販売台数は約505万台にのぼるという。この25年間をひとつの節目とし、「次の25年もお客様に愛され続けるために、プリウスはどうあるべきか」と開発チームは、そのあり方をゼロから考えた。
そこで出た答えが「Hybrid Reborn」。「プリウス」自身が生まれ変わり、もっとハイブリッドの魅力を伝えることだったのだ。
そこで出た答えが「Hybrid Reborn」。「プリウス」自身が生まれ変わり、もっとハイブリッドの魅力を伝えることだったのだ。
そこで新型「プリウス」は顔つきが、ガラッと変わったようだ。高い環境性能に加え、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたクルマを目指して開発。
「プリウス」独自のアイコンであるモノフォルムシルエットを引き継ぎながら、さらなる低重心化を進め、感性に響くスタイリッシュな外形デザインに仕上げた。
「プリウス」独自のアイコンであるモノフォルムシルエットを引き継ぎながら、さらなる低重心化を進め、感性に響くスタイリッシュな外形デザインに仕上げた。
2.0Lプラグインハイブリッドシステムは従来型を大幅に上回る加速性能と静粛性を実現。高効率のダイナミックフォースエンジンと高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーを組み合わせ、低燃費を維持しつつも164kW(223PS)というシステム最高出力を達成した。
PHEVの力強い加速性能は0-100km/h加速で6.7秒をマークし、最新のE-Fourでは高出力モーターの採用により雪道や滑りやすい道での登坂性能や旋回時の安定性がさらに向上。デザイン面だけでなく、性能も魅力あふれる1台となっている。
さて、今回発表となった5代目「プリウス」は、たとえて言うなら何顔?
文/倉田和馬 画像提供/トヨタ
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この記事を書いた人
ロケコーディネーター倉田和馬
オセアニア地区在住。「現場へ遅れず安全に送り届ける」をモットーに絶景へと案内するロケーションハンター。ゆえに低燃費・環境性能・安全機能に興味津々で、日本車・外車を問わず、最新のクルマ情報にアンテナを張り巡らしている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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