キーワードは「アップグレード」は「コネクティッド」
では、通常下がっていくクルマの価値を高いまま維持する仕組みとはどのようなものか。
「進化=アップグレード」は、ソフトウェアの更新により先進安全技術Toyota Safety Senseや制御システムを最新のものに変更したり、ハードウェアではアップグレードに必要な施工作業をクルマにあらかじめ施しておくことで、ブラインドスポットモニターやパノラミックビューモニター、ステアリングヒーター、さらには将来登場する装備や機能を簡単に後付けできるようにする。
「見守り=コネクティッド」は、トヨタのコネクティッド技術を使ってユーザーが運転する際のデータを収集して、安全さや燃費の向上につながる運転をアドバイスしたり、使用状況に応じたタイミングでのオイル交換などを提案して必要のない作業を省くことできるとしている。
こうした仕組みをまず今冬発売される新型プリウスの一部グレードから導入し、順次今後のニューモデルにも反映していく。
クルマをもっと魅力的に、気軽に使えるものにするために
サブスクリプションサービスという面から見ると、通常下がっていくクルマの価値を維持することで、月額利用料を引き下げることができるというメリットがある。
物価が高騰し、カーライフにかかる出費を抑えなければクルマの魅力が薄れてしまう。モビリティが大きな変革を遂げようとしている今、サブスクリプションサービス「KINTO」が「KINTO Unlimited」に進化する理由がここにある。
「KINTO Unlimited」は2023年2月を目途に、専用のアプリを公開する予定だという。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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