最近IT関連でよく耳にするようになったディスラプター=disruptor なる単語。ディスラプターとは既存の業界の秩序やビジネスモデルを破壊するベンチャー企業を指し、テスラもまた「自動車業界のディスラプター」と呼ばれる。
テスラがカリフォルニア州のサン・カルロスという人口3万人程度の小都市で創業したのは2003年のこと。創業地はサンフランシスコとサンノゼの中間に位置し、シリコンバレー発の自動車メーカーという呼ばれ方もする。
「Model 3」と「Model Y」のプライスダウンも常識破壊
なぜテスラが「自動車業界のディスラプター」と呼ばれるかというと、世界の再生可能エネルギーへの移行を加速させているほか、さまざまな要因があるのだが、今回発表された主力車種である「Model 3」と「Model Y」のプライスダウンもまた、何でも値上げする時代に抗う破壊的行為だからなのではないだろうか。
安全性を追求した「Model 3」

オールガラスルーフが特徴的な「Model 3」はアフリカゾウが2頭の重量にも耐えられる設計となっているほど高強度を誇り、それはルーフのクラッシュテストでも証明されている。静止状態からアクセルを踏み、時速100 kmに達するまでわずか3.3秒という加速力。もはや電気自動車にしかできない芸当だ。
「Model 3」は完全なる電気自動車であるゆえにガソリンスタンドへ行く必要もない。このところガソリンの価格高騰も気になるので、電気自動車への買い替えを検討している方も多いのではないだろうか。
そこで気になるのが航続距離だ。「Model 3」は一晩充電すれば、翌朝には充電が完了。1回の充電で約689kmの航続が可能となる。最近は急速充電器を設置してある公共施設が増えているので、遠出の際の心配も減るのではないだろうか。またテスラ社は30分の充電で「Model 3」なら270kmの航続を可能とするスーパーチャージャーを世界に40,000器超を設置。さらに毎週6ヶ所のペースで新しく増設しているという。
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