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ゴールドウインといえば、ノースフェイスやヘリーハンセン、ウールリッチやマックパックなど世界に名だたるアウトドアブランドを扱っている日本企業。自社オリジナルブランド「Goldwin」は、スキー業界においてトップクラスの高機能スポーツウエアを手掛け、研究開発から企画、製造、品質管理、販売までを一貫して管理し、製品とサービスを提供している。
海洋汚染なども世界中で問題となっている現在、海の産業廃棄物のひとつである漁網から生まれた循環型素材のリサイクルナイロンを使用した製品を生み出すなど、「持続可能な世界」を実現するために余念がない。そのゴールドウインが電動バイクメーカーCAKE 0 emission AB社と独占的パートナー契約を結んだ。スウェーデンのクリーンでサステナブルなCAKE社製プレミアム電動バイクを販売開始する。
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日本×北欧でゼロエミッション社会への移行を加速!
東京都渋谷区松濤に本社を置き海外スポーツブランドを数多く扱うゴールドウインだが、実は富山県小矢部市で設立された企業だ。気候変動問題の解決と持続可能なビジネスの再構築を図ることを重要課題として掲げ、2030年には環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%以上に引き上げるなどの長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」を2021年に発表。持続可能な社会の発展に寄与することを目指している。
また今回発売となる電動バイクを製造するのはスウェーデンのプレミアム電動バイク・自転車メーカーのCAKE社だ。年齢、性別、サイズ、スタイルを問わず、誰しもが敬意をもって自然と都市を冒険できる製品を開発。人と自然の共生をよりスマートで、環境に優しく、健康的かつ平和的に実現している企業だ。「エキサイティングなモビリティ体験」と「環境への責任」の両立を目指すCAKE社は日本での独占的パートナー契約をゴールドウインと締結。この契約により、ゼロエミッション社会への移行を加速させる両社のタッグが正式に組まれたのだ。
走行中のCO₂排出がゼロ!
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2023年春からWeb限定で予約受付が開始となるプレミアム電動バイクだが、日本国内における3年間の販売台数5,000台を目指しているという。その目標達成のため、4月には東京・丸の内にそのプロダクトを実際に体験できるショールームを展開予定だ。
環境配慮素材の推進や、リサイクル・アップサイクル事業の推進、カーボンニュートラルに向けた取り組みを強化しているゴールドウインだからこそ、モーターサイクル事業においても環境配慮を重要な課題と捉えている。だからこそクリーンでサステナブルを考慮したCAKE社のプロダクツが相応しく、走行中のCO₂排出がゼロとなる電動バイクの販売となったのだ。
新しいスポーツ感覚を味わえる電動バイク
ミニマルで洗練されたCAKE社の電動バイクは生産工程におけるCO₂についても、ゼロにすることを目指している。そのためスウェーデンの電力会社、Vattenfallと協業。様々な工程やプロダクトのデザインの改良に取り組んでいる。
またプロダクトデザインは、時代を超えて愛される普遍的な美しさを追求。自然や都市の風景にも溶け込み、永く愛着を持って使われるプロダクトとなっている。
電動バイクの特徴であるモーターの静寂性がスキーやランニングなどのスポーツで感じる環境に没入する体験と類似。もちろん日本人の持つ美意識とも親和性が高く、販売が待ち遠しいプロダクトだ。
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この記事を書いた人
パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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