二輪車の普及率世界一のスクーター大国、台湾が世界に誇るバイクメーカーといえば「KYMCO(キムコ)」。オートバイをはじめ、ATV(全天候型四輪)やUTV(多目的四輪)、そして電動アシスト自転車等、幅広く展開しているが、そのメインとなっているのがスクーターである。
スタンダードなタイプからスポーティ、ツアラーとラインップも豊富。今回紹介するのは、KYMCOが新たに発表した珍しいジャンル、昨今人気となっているネオクラシカルなモデル「アローマ150」。その外観はイタリアンスクーターをイメージさせるスタイリッシュなデザインとなり、排気量150ccのゆとりある走りを実現してくれる空冷単気筒エンジンを搭載。街乗りをメインとしつつも週末のちょっとしたツーリングにも使える、単なる移動手段ではなく、楽しく使える一台となっている。
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街に映えるデザインと扱いやすさが魅力
すでにイタリアでは「LIKE」という名称で発売されているこのアローマ。デザインはヨーロピアン風の丸みを帯びたフロントパートとエッジを効かせたシャープなリヤデザインを組み合わせ、スタイリッシュにまとめあげられている。イタリアの「LIKE」と全く同じではなく、デザインイメージを継承しつつ、新設計となるボディを採用することでシート高を低く設定し、より足つき性をアップさせてライダーに安心感も与えてくれる。さらに車両重量も128kgと軽く、車両の押し引きや取りまわしも楽となり、気軽に使えるのもメリットとなっている。
扱いやすいエンジンとライダーファーストな足まわり
エンジンは昨今人気の原付二種クラスよりもパワフルで走りに余裕を与えてくれる150ccの空冷単気筒エンジンを搭載。フロント110、リヤ130のタイヤが軽やかな走りを実現してくれる。足まわりに関してもライダーの安全性を最大限に高めることを目的として、前、後輪のブレーキシステムに制動力に優れるディスクブレーキを採用し、ABSも組み合わせている。
また足元はフラットフロアを採用することで優れた乗降性を実現、裾の汚れや引っ掛かりを気にすることなくスマートな乗り降りを可能としている。シートはフィット感が良く、タンデムライダーも安心の広めの設定となっていて、パイピングも施され、快適性とともにデザイン性も備えたものとなっている。さらにシート前側には荷物の積載も可能な格納式のフックも装備されている。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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