シトロエンのベストセラーMPV「ベルランゴ」にロングボディバージョン「ベルランゴ ロング」が登場して話題を呼んでいる。ベルランゴは自由な発想に応えるユーティリティー、ユニークなスタイル、高いドライバビリティ、快適性などが日本市場でもじわじわと知られるようになり、今やシトロエンの国内販売台数の約半数を占めるベストセラーとなっているが、今回3列シート7人乗りが追加されたことで、ベルランゴの人気はさらに高まりそうだ。
EVになった“フィアット600”を試乗レポート、「優雅さと品格が際立つ」マツダの新フラッグシップSUV ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
段違いの室内空間、ロングボディの効果絶大
ベルランゴは欧州の商用フルゴネットから発展したマルチパーパスヴィークル(MPV)。高い積載性と広い居住空間を商用だけでなくキャンプや旅行などのアクティビティでも使おうという発想から誕生し、今やレジャーヴィークルとして高い人気を誇るモデルとなっている。
今回登場したのは、そのベルランゴのホイールベースを190mm拡大し、全長を4770mmとした3列シート7人乗りの「ベルランゴ ロング」。3列目シートは前後130mmのスライドやリクライニングが可能で、ゆとりのあるヘッドクリアランスにより3列目シートも大人が寛げる十分なスペースを確保している。
ロングボディにより、ラゲッジスペースも画期的に拡大。3列目シートを取り外して2列目シートを折りたためば、最大2693Lの大容量ラゲッジスペースが出現する。標準ボディでは不可能なこともこのロングボディでは実現可能になりそうだ。
リアゲートは上方へと開口するタイプで、車両後方にスペースの制限がある場合でも、ガラスだけを独立して開けることも可能だ。
依然としてミニバンやSUVの人気が高い日本市場だが、自由に使える要素を多く残すベルランゴ/ベルランゴ ロングに注目するユーザーは確実に増えている。
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする