伝統の7スロットグリルに見慣れぬ“e”マーク! これがジープ史上初の電気自動車(BEV)となるジープ・アベンジャーだ。昨年10月にパリモーターショーで初お披露目されたばかりなのに、今年1月にはヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、現在、ヨーロッパのBセグEV市場を席巻する大注目のモデル!
日本導入はまだ先ということだが、国内ディーラー向けのプレゼンテーションのため1台のみ日本に緊急上陸(欧州仕様モデル)。初のBEV日本導入へ向け、ステランティス・ジャパンの並々ならぬ気合がうかがえる。貴重なアベンジャーのチェックと合わせて、打越新社長にお話を聞いた。
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「AiNA THE END × フォルクスワーゲン」出演CMが早くも話題!ライブチケットも当たる人気コンパクトSUV“T-クロス”の最新キャンペーンが豪華すぎる
「日本の輸入台数が心配になるほど、欧州で売れています」
ステランティス・ジャパン代表取締役社長、打越晋(うちこし すすむ)さん
Q アベンジャーはどういった位置づけのクルマになりますか?
A ジープブランド初の電気自動車(BEV)です。欧州での販売を念頭に開発され、取り回しやすいコンパクトなボディサイズに、1回の充電で400km(WLTPモード)の電気走行を可能とする54kWhバッテリーを搭載しています。2023年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したおかげもあって、欧州市場では1万台以上(取材時)の予約を抱えるほどの人気となっています。
Q デザインのこだわりポイントについて教えてください。
A エクステリアは伝統の7スロットを受け継ぐ、ジープらしい世界観を大切にしたデザインです。インテリアは欧州開発車らしいモダンで洗練されたデザインになります。
Q ボディサイズは日本でも乗りやすい?
A 全長はこれまでもっともコンパクトだったレネゲードよりも小さい4084㎜。いわゆるBセグメントに属する欧州や日本で最も使いやすいサイズになります。今、欧州ではB-SUVといわれるこのクラスがとても人気です。
Q EV性能と今後のEVラインナップはどうなりますか?
A アベンジャーは駆動用バッテリー54kWhと新開発のパワートレインを組み合わせ、モーター最高出力は115kW(156ps)、最大トルクは260Nm。ジープらしい俊敏で力強いパフォーマンスに、必ず満足していただけると思います。
ジープは2030年末までにヨーロッパ市場における販売を100%電気自動車にする目標を定めており、アベンジャーはその最初のモデルとなります。今後はレネゲードやラングラー、グランドチェロキーなどの4xe(プラグインハイブリッド)に加え、BEVのビーコンやワゴニアなども発表予定となっています。
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この記事を書いた人
ライター岡藤充泰
ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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