エンジンはディーゼルとガソリンを用意、トランスミッションは7A/T
ヨーロッパではクリーンディーゼルが主流ということもあり、新型カングーにも用意されている。搭載されるのは1.5Lのディーゼルターボエンジンで、力強くて燃費もいい。先代では限定車だけだったので、待望の標準搭載だ。
ガソリンエンジンは1.3Lのダウンサイジングターボで、小排気量とは思えないパワーを発揮する。また、燃費もよく、15.3km/Lとディーゼル(17.3km/L)と比べて遜色ない。
7速ATは先代同様にデュアルクラッチ式を採用。MTベースなので、キビキビとした走りからクルージングまでオールマイティに楽しめる。先代にはあったMTが加わる可能性も大。今後が楽しみだ!
居住性や質感がアップグレード、もはや住めるレベルの車内空間
やはりフランス車のシートは極上。肉厚で体を包み込むようにしっかりと支えてくれる。シートも含めて車内全体が派手さはないが、シンプルなデザインで、センスよくまとめられている。使い込むほどにしっくりする感じだ。
フロントシートと同じデザインで、ワイドなボディを活かして3人がしっかりと座ることができる。フロントに比べてクッションは少なめだが、座り心地はいい。
また後席ではピクニックテーブルが使用できる。
ラゲッジスペース拡大で物欲が高まる一台に!
使い勝手の向上という点でうれしいのが、ラゲッジ容量が115〜132Lも拡大したこと。後席を立てたままでも775Lもあるだけでなく、形状はスクエアなのでしっかりと荷物を積める。
リアシートは6:4の分割可倒式を採用しているので、荷物に合わせてアレンジすることができる。倒したり、立てたりするのもワンタッチでできて、とても楽。
リアシートをすべて倒すと、文字通りのフルフラット&スクエアなスペースが登場。その容量は2800Lと広大で、荷物をたっぷり積めるのはもちろん、大人なふたりでの車中泊も楽にできる。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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