トヨタがバッテリーEV(BEV)のコンセプトカー「bZ スポーツ クロスオーバー コンセプト(Sport Crossover Concept)」「bZ フレックススペース コンセプト(FlexSpace Concept)」を中国・上海国際モーターショーで世界初披露した。今回発表された2台のコンセプトカーは、トヨタのBEV専用ブランドである「bZシリーズ」として開発を進めているモデルで、2024年に中国市場に導入される。トヨタはこの2モデルを含めて、2026年までに中国市場にBEVを10モデル投入するという。
EVになった“フィアット600”を試乗レポート、「優雅さと品格が際立つ」マツダの新フラッグシップSUV ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
アクティブで個性的なスタイリングを持つクロスオーバーBEV
「bZ スポーツ クロスオーバー コンセプト」は、トヨタと、トヨタと比亜迪股◯有限公司が合弁で設立したBYD TOYOTA EV TECHNOLOGY カンパニー有限会社(BTET)、一汽トヨタ自動車有限会社(一汽トヨタ)、豊田汽車研究開発センター(中国)有限公司(TMEC)が共同で開発を進める、アクティブで個性的なスタイリングを持つクロスオーバータイプのBEVで、一汽トヨタが生産・販売を行う。
開発コンセプトは、クルマに乗った時に気分がリフレッシュするようなクルマにしたいという想いを込めた「Reboot(リブート:再起動)」。アクティブ、アイコニックなスタイリングを採用し、Z世代と呼ばれる若い世代のユーザーに向けてパーソナルな空間として使える機能を追求している。また、運転支援や自動駐車などの知能化機能も含め、購入後もクルマ全体が進化し続け、オーナーが最新の状態のクルマを五感で楽しめるクルマを目指しているという。
実用性を重視した広い室内空間を持つファミリー向けBEV
一方「bZ フレックススペース コンセプト」は、トヨタと広州汽車有限公司(以下、GAC)、広汽トヨタ、TMECが共同開発している実用性を重視したファミリー向けのSUVタイプのBEVで、広汽トヨタが生産・販売する。
こちらの開発コンセプトは、家族が安心・快適・自由に使える「COZY HOME(コージー ホーム:居心地の良い我が家)」。大きな空間と扱いやすさ、高い安全性、安心の航続距離を実現したうえで、知能化の機能も搭載。より生活を楽しめるようなクルマを目指し、開発を進めている。
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする