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【SクラスやGLSがライバル!?】メルセデス・ベンツEQシリーズ第6弾はラグジュアリーな「EQS SUV」

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メルセデス・ベンツからラグジュアリーな電気自動車「EQS SUV」が登場

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メルセデス・ベンツからラグジュアリーな電気自動車「EQS SUV」が登場した。2022年に発表された「EQS」のSUVモデルという位置づけだが、電気自動車ならではのパッケージの有用性と静粛性を生かして大人7人が快適に過ごせる室内空間を実現したというのが大きなポイント。メルセデス・ベンツが培ってきた高級車作りのノウハウと安全性への追求が盛り込まれた、Sクラスに代わる「新しいラグジュアリープレミアムモデル」として注目される。

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優れた静粛性や走行性能、高級車としてのEQの資質は高い

フロントグリルにはEQシリーズ共通の「ブラックパネル」を採用メルセデス・ベンツが送り出す電気自動車「EQシリーズ」第6弾として登場したEQS SUVは、全長5mを超える7人乗りのフルサイズSUV。そのボディサイズは全長5130mm×全幅2035mm×全高1725mmと、EQSの5225mm×1925mm×1520mmと比較して、全幅は110mm広く、全高は205mm大きい立派なもの。ただし位置づけとしてはGLSのEQバージョンとなるが、GLSほどの高さはなく、ラグジュアリーなクロスオーバーといった印象だ。

電気自動車専用プラットフォームを採用してデザインされたエクステリアは、キャブフォワードの独特のもので、ホイールベースは3210mmとオーバーハングが短いことが特徴となる。フロントグリルにはEQシリーズ共通の「ブラックパネル」を採用、その奥には超音波センサーやカメラ、レーダーなど運転支援システムのさまざまなセンサーが備えられている。

パネルの継ぎ目が描く線が少ない、オーバーラップ型のボンネットを採用

SUVでありながらCd値0.26を達成。空力性能も兼ね備えた美しさを表現した電気自動車ではパワーユニットのノイズが小さいことから従来は気づかなかった高周波の風切り音などが問題となるが、ボディのシールや通常目に見えないアンダーボディまでも徹底的に煮詰めて得られたCd値0.26という優れたエアロダイナミクスは、静粛性や燃費の向上に貢献していることだろう。

インテリアではインパネ全体に広がる「MBUXハイパースクリーン」に目を奪われる。これは、3枚の高精細パネルがコックピットディスプレイ、中央、さらには助手席の有機ELメディアディスプレイとダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うワイドスクリーンで、エアコンや走りの設定など各種操作をしたり、助手席では走行中でもさまざまなエンターテインメントを楽しむことができる。

「MBUXハイパースクリーン」は、580 4マティック SUVスポーツに標準装備、 450 4マティック SUVにオプション設定される。

MBUXハイパースクリーン。3枚の高精細パネルとダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うワイドスクリーンで構成される室内でEQSと異なるのは、7人の乗車が可能なこと。広々とした空間にダイヤモンドステッチをあしらったナッパレザーのシートを装備。とくに2列目シートにはゆったりしたスペースが確保されており、前後130mmの電動スライド機能、電動リクライニング機能も標準装備されている。

またフロアから起こして使用する3列目シートも簡易なものではなく、着座位置も緻密に計算され、シートヒーターも標準装備される。

ラゲッジルームは、3列目シートを使用した場合でも195Lのスペースを確保、2列目シートより後ろで880Lとなり、2列目シートを倒すと最大2100Lにもなる。ちなみにフロント部に収納スペースはなく、ボンネットフードはサービス工場でのみ開閉可能となる。

ジェットエンジンのタービンを模したエアアウトレットのタービンブレードは、エアコンの空気を効率よく配分する機能を備える

2列目シートは40:20:40分割可倒式で、前後130mmの電動スライド機能を備える

2列目シートを倒すと最大2100Lの荷室スペースが生まれる

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この記事を書いた人

近藤暁史

ライター近藤暁史

男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!

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