バイクに乗るために必要なものとして、またライダー(自分)を表現するアイテムのひとつとして、欠かせないのがヘルメット。近年、国内外のブランドもかなり増え、ヘルメット選びで頭を悩ませる人も結構多い。選ぶ際、デザインをはじめ、安全性やバイクとのマッチング、そして価格等、要素は色々とあるも、理想をすべて満たすものはほぼなく、そのどれかにポイントを置いて選ぶのが一般的となっている。
安全第一が基本ではあるものの、やはりヘルメット自体、サイズ的に大きかったり、重かったりしてどうしても諸々のバランスが良いとは言い難い。安全性も大事だが、同じくらい見た目も大事だというライダーに紹介したいヘルメットがある。それが台湾発のヘルメットブランド「ブレイドライダー」のヘルメット。コンパクトな帽体にネオクラシックな雰囲気、そして幅広いバイクにフィットするシンプルデザインがポイント。さらにちょっとした個性もプラスすることが可能なアイテムとなっている。今回はその被り心地や性能を体感すべく、実際にバイクライドに使用してみた!
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SNSで若者ライダーを中心に広まったヘルメット
「ブレイドライダー」は2016年に設立された新興ヘルメットブランドで、“映える”写真をSNSで発信するという方法でジワジワと若いストリートライダーたちの心を掴み、台湾国内で人気に。その後、アメリカやヨーロッパでも展開、そして昨年から本格的に日本国内にも登場し、今年の春に開催された東京モーターサイクルショーでも注目を浴びていた。
国内では今回紹介する「BRT-003」という1モデルの展開だが、今後徐々にラインナップも増えていくようで期待したい。ちなみに本国では、ジェットタイプやデザインが異なるフルフェイスも発売されていて、サングラスやバッグ、Tシャツといった小物アイテムも展開している。
デザイン、軽量、コンパクトが大きな魅力となる
帽体(シェル)に用いられている素材はFRP。安価に出回っているモデルの多くは樹脂やABSを使用しているが、FRPを採用することで、コンパクトでありながらも強度をしっかりと備えたものとなっている。また実際に手にすると分かるのがその軽さ。重量は約1kgと、ヘルメットを使用している人であれば、その軽さに驚くはず。軽さは首への負担も減らし、同時に疲労も軽減してくれる。疲労が少ないということは集中力も持続し、そして安全性にもつながる。特に首の細い女性や細身の男性ライダーには恩恵をもたらしてくれる。
そして、帽体のコンパクトさも魅力で、ヘルメットを被った際に、“頭でっかち”状態が和らぎ、バイクに乗っているときはもちろん、降りた際にもバランスが良く、全体的にスマートに見せてくれる。見た目にもこだわるライダーであれば、ガラス等に映った自分の姿を確認せずにはいられないかもしれない。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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