さりげなく詰め込まれたこだわりのディテール
スマートなフォルムに目がいきがちも、細部にもこだわりが詰め込まれ、見るほどに安価なモデルとの違いが分かってくる。内装には被り心地の良いフランネル生地とレザーが使用され、頭のテッペンにはメッシュ素材を使用することでヘルメット内の快適性にも配慮。また赤いステッチもさりげなくも魅せるポイントとなっている。
口元のアクセントとなっているエアダクトの金属部分には錆びにくいステンレス素材を使用。ヘルメットに多く見られるブランドロゴの位置はセンターからサイドに移し、ロゴのデザインもリキッドメタルを用いた立体感のあるもので高級な雰囲気を演出している。チークパッドの着脱も可能で、さらに昨今、ライダーたちの必需品となっているインカムの設置にも対応している。
シティライドや普段使いで実力を発揮してくれる
今回は実際に使用して、街や高速道路等を走ってみた。まず持った瞬間から軽さを感じる。重さの感覚としては、一般的なフルフェイスヘルメットよりも500mlのペットボトル1本分ほど軽い感じ。またサイズ感としては、普段、国産ヘルメットメーカーのLサイズを使用しているが、ブレードライダーではMサイズで十分で、フィット感も上々。ミラーで確認すると確かに頭でっかち感は少なく、バランス的には良いと思えた。
そして実際に着用し、走ってみて分かったのは、首の動かしやすさ。それは軽さによるものが大きく、スッと首を動かすことができる。バイクに乗っていると意外とアレコレ見ることが多く、その点で首への負担を軽減してくれそうに思える。走行時、口元のスペースに余裕があるので風は入ってくるが、通常の走行域(40〜60km/h)では特に問題はなく快適に使える。ただ高速域(80km/h〜)になると様子は少々変わる、走行風の入りが激しくなって、その風によってヘルメットが多少振られる。短時間ではそこまで問題はないが、長時間になってくるとやや厳しく感じるかもしれない。ロングライドや高速ライドでも使えないことはないが、快適なのは、やはり街乗りや下道メインのツーリング。それとサングラスやゴーグル、またシールドもあったほうがよい。
ややハードめなデザインなので、個人的な好みもあるとは思うが、コンパクトでスマートなフォルムは様々なファッションに合わせやすく、使い勝手も良い。それとブランド自体が持っている、「カテゴリーに捉われず、自由なスタイル&バイクで使って欲しい」という考えは新鮮で、まさしくストリート&ニュージェネレーションを感じさせてくれる。一目見て、“いいな”と感じた人は、是非検討して見て欲しい!
BLADE RIDER BRT-003 FRP model
価格:¥42,900
サイズ:M・L
カラー:ホワイト、マットブラック、シルバー、グロスブラック
BLADE RIDER GOGGLE
価格:¥11,500(*スモークミラーのみ¥13,000)
カラー:ブルー、スモーク、グリーン、イエロー、スモークミラー(*)
問い合わせ:レイト商会 TEL:045-473-3646
ホームページ https://www.reit-net.com/wppost/plg_WpPost_product.php?
取材・文・写真/安室淳一 写真提供/レイト商会
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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