【集中連載】今語りたい名車 Car No.5 マツダ デミオ
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが毎号1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
このたび、当連載がめでたく25回を迎えます。
そこで、これまで当連載で扱ってきた名車を本ブログにて1台ずつご紹介。
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第5回の名車はマツダ デミオです。
“世界”のレベルでトップを争える
日本初のコンパクトカー
4代目マツダ・デミオがデビューしたのは2014年9月のこと。
汎用ミニバン的なコンセプトからガラリと転身した、3代目のコンパクトでスタイリッシュなハッチバックという路線を踏襲。
ただしボディにもシャシーにもエンジンにもトランスミッションにも、マツダ独自のスカイアクティブ・テクノロジーが全面的に導入され、新世代のコンパクトカーとして全面的に徹底した見直しが行われている。
タイヤを四隅に寄せたレイアウトや躍動感のある立体的な造形のスタイリングといったルックスのみならず、サスペンションの味付けの方向性やドライビングポジションなど、目には見えないが走りに関連する部分も大きく変更を受けている。
パワーユニットは1.3L 92psのガソリンエンジンと1.5L 105psのディーゼルエンジンという2本立て。
トランスミッションは6ATのほか、ガソリンに5MTが、ディーゼルに6MTが用意されている。¥1,350,000~。
●ここにも注目!
線と面に大きな抑揚が感じられる躍動感のあるスタイリングは、2012年発表のCX-5以降の流れを汲む、近年のマツダらしいデザイン。世界的に評価が高い。
1.3Lガソリンエンジンの評価も高いが、人気があるのは圧倒的に1.5Lディーゼルエンジン。
発表直後の受注は、その70%がディーゼルに集中したという。
ちなみにディーゼルのAT仕様は最大トルクが25.5kgmと2.5Lの自然吸気ガソリン並み、MT仕様はJC08モードで30.0km/Lというハイブリッド車を除く最高レベルの燃費性能を実現している。
取材・文/嶋田智之 撮影/池之平昌信
(本文の内容は2014年時点のもの)
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