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富士急ハイランドの新型コースター「ZOKKON」を体験! バイク乗りも大満足の疾走感を味わえる!?

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バイクライドのような疾走感を味わうことができる

いざバイクライド型コースターを体験! 左右に振られる感覚がバイクのコーナリングを想起させる乗車体験の際、運良く先頭に乗ることができた。このコースター、一般的なコースターと少し違うところがある。それはあのカタカタカタカタと高所へ登っていく過程がなく、コース内3箇所に設置されたリニア加速システムによって一気に加速をおこない、それによってコースターならではのスピード感や爽快感を味わうことができるようになっているところ。

バイクライドでは味わうことのできないリバースライド 主にトンネルの中にリニア加速システムが配置され、加速がおこなわれる乗車時、コースター感はあるものの確かにバイクを操縦しているような感覚も味わうことができる。右へ左へと車体が振られる感覚はバイクでいう峠を攻めている感じに近く、その後、速度を増してコースターは発射台のようなレールを上へと上がっていく。途切れたレール手前まで上がったところで、バイクでは味わうことができないリバース(後ろ向き)ライドがはじまる。不思議な浮遊感のリバースライドと地面スレスレ(高さ50cm)のスリルを味わった後に車体はトンネル内で一旦停止、レールの切り替えが行われ、再びスタート(進行方向は前)、その後、再び加速システムが作動し、一気に最高スピードに到達。バイクライドではなかなか味わうことのできないS字バンクでの最大のGを体験し、減速しながら到着ホームへ。

最もGがかかるS字バンクポイントバイクライドに近い、リニア加速システムやコーナリング&S時バンク、また通常のバイクでは味わうことのできないノーヘル&リバースライドで爽快感と浮遊感を味わうことできる「ZOKKON」。超絶叫コースター好きには少々物足りないかもしれないが、このバイクライド型コースターは、新たな感覚を味わうことができ、バイク好きやコースター初心者も楽しめそうだ。気になった人は是非、新たなコースターを体験しに足を運んでみて欲しい。

オープン記念のオリジナルグッズも多数発売予定「ZOKKON」のオープンを記念して、オリジナルグッズも多数登場するということで、体験をした人はライドの記念に手に入れるのもアリ!

駅舎の屋根にソーラーパネルを設置してプラットフォーム内の一部電力を賄っている 敷地内の工事過程で地中から掘り出された富士山の溶岩石を修景デザインとして再利用しているまたZOKKONは、大気の浄化や遊園地内のヒートアイランド現象の抑制、地球温暖化の防止の為の敷地内の緑化をはじめ、駅舎の屋根にソーラーパネルを設置してプラットフォーム内の一部電力を賄っていたり、使用済みのコーヒー豆など多岐にわたる廃棄物を利用したリサイクル内装ボードを駅舎の壁面に使用する他、屋外通行路に間伐材や廃木材等を再利用した床材を使用したり、敷地内の工事過程で地中から掘り出された富士山の溶岩石を修景デザインとして再利用したりと環境に配慮した取り組みもおこなっている。

ZOKKON
所要時間:約3分
料金:¥2,000
乗車定員:14名(2名×7列)
最高時速:73km/h
身長制限:120cm以上195cm未満
場所:FUJIYAMA横
オープン:2023年7月20日(木)

富士急ハイランド
営業時間:9:00〜17:00*季節によって異なる
料金:入園料無料

【問い合わせ】
公式ホームページ https://www.fujiq.jp/special/zokkon/index.html

取材・文・写真/安室淳一 写真提供/富士急行株式会社

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  • 富士急初となるバイクライド型コースター「ZOKKON(ゾッコン)」
  • ジェットコースター好きからジェットコースタービギナーまで幅広く楽しめる
  • バイクのハンドル周りをイメージしたデザイン
  • コースターは近未来風のスクーターイメージのデザイン
  • バイクライド型コースターの解説図
  • コースの説明図も近未来風
  • 乗り場までのアプローチでテンションも上がっていく
  • 乗車説明がおこなわれるスペース
  • いざバイクライド型コースターを体験!
  • 左右に振られる感覚がバイクのコーナリングを想起させる
  • バイクライドでは味わうことのできないリバースライド
  • 地面に近いところを走るのもポイント
  • 主にトンネルの中にリニア加速システムが配置され、加速がおこなわれる
  • 最もGがかかるS字バンクポイント
  • オープン記念のオリジナルグッズも多数発売予定
  • 敷地内の工事過程で地中から掘り出された富士山の溶岩石を修景デザインとして再利用している
  • 駅舎の屋根にソーラーパネルを設置してプラットフォーム内の一部電力を賄っている

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この記事を書いた人

安室淳一

ライター安室淳一

クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。

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Instagram:@freerider1226

Website:https://monomax.jp/

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