MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリスト小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。
今回は大人気ミニバンの中でも「みな似ているようで個性ありまくり!電動感の楽しさ、3列目の愛なら絶対セレナ」と小沢さんがおすすめする日産セレナを取り上げます。
CONTENTS
EVになった“フィアット600”を試乗レポート、「優雅さと品格が際立つ」マツダの新フラッグシップSUV ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
セレナの家族愛は他にないレベルかも?
昨年小沢はこう断言しました。今年にかけて日本は“ミニバンの年”になる!と。昨年1月に箱型ミニバン人気トップのトヨタのノア&ヴォクシー、5月に先駆者ホンダ ステップワゴン、11月に日産セレナが登場し、今年春にハイブリッドのセレナeーPOWERが追加されたからです。他にもコンパクトなシエンタ、ラージなアルファードまで登場してまさに国内ミニバンマーケット大爆発! 中でも最初の3台は常にミニバン販売ランキング上位を争う猛者。激烈バトルを繰り広げること間違いナシです。
今回いよいよ最後発セレナeーPOWERの実車に乗れましたが3者は似ているようでかなりの違いありです。プラットフォームから一新、安全機能の安心降車アシストなど新しさやハイテク山盛りのノアヴォクに対し、ステップワゴンはボディ骨格こそ旧型譲りながらも高級感やシリーズハイブリッドの力強さが段違い。比べて新型セレナは一見床が高めで骨格は旧型譲りなのですが、他にはないアドバンテージも多いのです。
筆頭はボディデザイン。トヨタ勢が明らかに顔ヂカラ重視でワイルド系に走り、ホンダがシンプルなクリーン系に張ったのに対し、セレナは敢えて中間。自慢のVモーショングリルをLEDで表現して、今まで以上に押し出し感を強調しつつもトヨタほどのオラオラ感はなし。いいとこ取りを狙ってます。
同時にサイズ戦略でも競合と露骨に違う戦略を打ち出し、標準ボディは5ナンバーサイズをキープ。エアロボディのハイウェイスターVでも全幅1.715mとノアヴォクの1.73m、ステップワゴンの1.755mより確実に狭い。逆に存在感では薄まる傾向にありますが、家族の運転し易さを考えると小さいに越したことナシ。ある意味、一番奥様に優しいのはセレナかもしれません。
ハイブリッドもトヨタは独自システムで、ホンダと日産はエンジンをほぼ発電専用として使うシリーズハイブリッドなので似てるようですが違いあり。実は三つ巴の個性のぶつかりあいなのです!
この記事のタグ
この記事を書いた人
カバン、財布、腕時計、アパレルなどのファッションアイテムから、家電、文房具、雑貨、クルマ、バイクまで、「価格以上の価値あるモノ」だけを厳選し、多角的にお届けします!
Twitter:@monomaxweb
Instagram:@monomax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする