行動制限のないG.W.やマスクの着用も個人の判断になるなど、昨年とはがらりと変わった2023年。そんな上半期のヒットモノから厳選したアイテムをご紹介!今回ピックアップしたジャンルは腕時計。
コロナ禍でも元気だった時計業界は、意欲的な商品開発で新たな消費者の取り込みを目指している。その最たるものが、アンダー40mmの個性際立つ「小径モデル」だ。この上半期のトレンド筆頭となっている「小径モデル」から大ヒットアイテムを3つ紹介しよう。
CONTENTS
「ちょうどいい腕時計」普段使いに◎の39.5mm径、レイモンド ウェイルから“ラルゴ・ウィンチ”コラボの自動巻モデルが登場
小径化×アーカイブの掛け合わせに注目!
左)スタイリスト 小林知典
トレンドに明るいスタイリスト。特に時計はファッションの視点を中心に、鋭く目を光らせる。
中)ライター 横山博之
展示会や実店舗への訪問を通じて時計の“今”を把握。高級時計からカジュアル時計まで興味領域は広い。
右)編集部 中本健二
本誌の時計担当。メカニカルなプロダクトへの愛情は深く、“一生モノ”との出逢いを待ち望む。
コロナ禍に端を発する世界不況で時計業界が落ち込んだのは、実はほんの一瞬。高級時計が集まるスイス時計の輸出額は2022年に過去最高を記録しており、今年はさらに大幅に上昇する見込みだ。
「こうした勢いを背景に、売り上げが手堅い定番モデルを強化するだけでなく、新しい消費者に向けた意欲的なモデルを開発する動きも高まっています」(中本)
そうしたアプローチのひとつとして多くのブランドで取り組まれたのが、“40mm未満の小径ケース”と“アーカイブデザイン”という2つの要素の融合だ。
「ケースサイズを40mm未満に抑えた時計は、とにかく腕なじみがいいのが利点です。それに、ジェンダーレス化が進むファッショントレンドや、男女間でのシェアが当たり前の今のスタイルにふさわしいのだと思います」(小林)
「これまで歩んできた歴史こそ、時計ブランドにおける絶対的な価値。自社のアーカイブを紐解き、ときに新たな解釈も加えたデザインは、なんともいえない魅力を放つんです」(横山)
そうした要素を掛け合わせた時計が各社から続々と登場。ここに紹介するボーム&メルシエの「リビエラ39mm」を筆頭に、この上半期で大きなヒットを記録している。
1.【ボーム&メルシエ】39mmケースは腕なじみ抜群!小径だけれど腕元を華やかに彩る
ボーム&メルシエ/リビエラ 39mm
¥517,000
問い合わせ:ボーム&メルシエ TEL:0120-98-8000
12角形ケースで名を馳せた1973年誕生の名作が39mmバージョンとなって登場。半透明な文字盤を使った大胆なデザインやエレガンスにあふれる作りが魅力。優れた耐衝撃性や5日間パワーリザーブを完備する。ケース幅39mm、10気圧防水、自動巻
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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