料理は苦手だし面倒だけど、パウチされたカレーやパスタソースなら手軽に温かいものが食べられるから、と活用している方は多いはず。特に自宅でのリモートワークの日のお昼ご飯などでは便利な商品です。
しかし、イマイチその商品のポテンシャルを生かし切れていないというか、「パッケージからイメージしていたほど美味しくならないんだよな……」と思うこと、多くないですか? そこで今回は、東京・銀座 「ラ・ベットラ」のオーナーシェフである落合務氏に「どうやったら市販のパスタソースが美味しくなるか」を聞いてみました。
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パスタソースを監修する落合シェフの「美味しさのコツ」
落合務シェフといえば、エスビー食品から発売されている「予約でいっぱいの店のパスタソース」シリーズの監修を担当しています。そのため、プロの視点からパスタソースを活用した美味しいごちそうの作り方を教えてくれました。
①パスタはちゃんと塩で茹でる
まずは、そもそもパスタの茹で方から。
「パッケージの裏にも『おいしさアドバイス』として書いてありますが、パスタを茹でる時にはお湯3ℓあたり塩を大さじ1程度入れるとさらに美味しさが変わります」(落合シェフ)
②パスタもパスタソースも熱くした状態で合わせる
そして、基本的だけど意外と軽視してしまいがちな温度も。
「茹でたパスタの上にきちんと熱くしたソースをかけていただくといいですよ。理想はパスタとパスタソースが同時に出来上がっているといいですね。僕らは料理場でいつもパスタが茹で上がる前にソースは出来上がってなきゃダメ!ってことを徹底しています。ソースは待ってくれるけど、茹で上がったパスタって待てないんですよ。だからパスタソースを温めておいて、パスタが茹で上がったらすぐにかけるとかなり味は美味しく感じます」(落合シェフ)
ただ、こんな一言も。
「うまい料理って冷めてもうまいって僕はいつも言ってるんです。このパスタソースも冷めちゃったら、次の日にまたチンしていただいてもいいんですよ。弁当に入れたっていいんじゃない」(落合シェフ)
……より美味しいのは熱々だけれども、冷めても美味しいとはそれだけ自信があるということですね!
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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