【乗ってみた】エクストレイルのハイブリッド仕様は、アウトドアが趣味で週末は郊外へ出かけるという人に最適な一台!
現行型を発売するにあたり、エクストレイルはイメージを大きく一新しました。00年にデビューした初代モデルでは、いかにもタフそうな直線基調のデザインで、若者ウケのいいカジュアルなコンパクトSUVでした。07年の2代目も若干ボディは大きくなったもののキープコンセプトで登場。そして13年末に大きくイメージを変えて登場したのが、現行型となるこの3代目モデルです。
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従来のゴツゴツしたイメージから、流麗なラインでまとめられた高級感のあるスタイリングは、グローバルでの販売を意識したものなんだとか。まるっきりイメージが違うので、従来のカクカクしたデザインが好きな人と現行型のまるっとしたデザインが好きな人で賛否は分かれそうなところです。
で、もうひとつの大きな違いといえば、ハイブリッドモデルが追加されたこと。先代モデルではクリーンディーゼルエンジン搭載グレードが設定されていたこともあり、「環境性能が高いSUV」としてライバルの一歩先を行くエクストレイル。すでに発売から2年半が経過していますが、現在でも月に約4000台近く売れている人気車です。ちなみにハイブリッドの割合は約3割。意外と少なめな印象ですが、まぁ価格が結構違うので仕方ないですね(ガソリンエンジン搭載グレードとの価格差は40万円以上)。
今回試乗したのはそのハイブリッドで、2.0リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載しています。走り出しはモーター走行の感覚がわかるハイブリッド独特の感覚がありますが、加速していくとそれほど違和感はなくなり、アクセルを踏み込んだ時の力強さや加速の滑らかさはなかなかのもの。ターボがエンジンに力をプラスするように、モーターがエンジンに力をプラスしてくれています。燃費に関しては、高速道路をゆったり走った時はかなりいい数値が出て、なんとリッター18キロ! 渋滞の一般道も含め200キロ以上走った総平均ではリッター15キロ程度となりました。高速巡航向けのセッティングなのかもしれませんが、海や山などへ遠出するという人にはちょうどいいですね。
そして、車高が高いことも魅力のひとつ。これは視界の広さにつながり、車体が大きいわりには、あまり運転が得意じゃないという人でも運転しやすいはずです。さらに、シートが防水仕様なのも嬉しいポイント。水や泥などで汚れても後でサッと拭くだけで汚れが落ちるようになっています。アウトドアやサーフィン、ウィンタースポーツなど、郊外の海や山などへ出かけるような趣味を持つ人の週末の相棒にぴったりの一台です。
TEXT/安藤修也(フォッケウルフ)
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